2021-11-25 最高に「面白い」日本シリーズが続くということ Ys5-6Bs #NS05

４連勝での日本一はならず。被安打14というところを見るといてまえ打線が日を吹いたということでいいのか。

先発の原樹理はピッチャーライナーによる怪我の影響が懸念されたが、しっかりと試合を作ることができた。3回まではアウト全部がゴロ。横の軸でいなしていった。ストレートが低く伸びていく感じは新鮮だった。5回までで1失点は立派だったと思う。ただ6回に失策も重なり降板。続く田口が打たれちゃって勝ち投手の権利を逃す辺りはなんとも原樹理らしくもあった。来季こそは勝運に恵まれてほしい。

誤算は中継ぎ陣になるのかな。ここまでよく踏ん張っていたが石山マクガフは３連投の疲れもあったのだろうか、手痛い失点になってしまった。

特に太田に対して早いカウントの勝負で結果がでてしまったのは痛恨。若干甘く入っていたとはいえ石山なら初見で打たれるスライダーであっちゃいけないのよ。モヤは仕方がない。ギリギリの勝負で結果として詰まらせた結果のポテンだから。落としても拾われて外野までって可能性はあるわけで。

マクガフの被弾はジョーンズとのキャリアの差がでた感じだ。正直メジャーで200本以上のホームランを打った打者が何故代打をやってるのか分からんが代打打率は.429。出塁率.568得点圏も.462。37打席立ってこの数字は川端以上のクラッチヒッターと言っていい。その相手へのカウント負けからのストレートはちょっと迂闊にも見えたが、これも３連投の影響かね。

それでも今日決める為にはこういう判断になるのは理解はできる。球数もいっていたかった。日本シリーズのプレッシャーってそれほど大きなものなのだろう。

希望は村上と山田のアベック弾。特に山田のホームランは鳥肌の立つものだった。

山田は基本大エースの「これ打てるの？」を打てるというよりは相手の弱点を確実につくことができるバッターだと思ってる。今日は制球を乱していたヒギンス。残っていた武器であるチェンジアップを確実に仕留める事ができた。

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— NHKベースボール (@nhk_baseball) November 25, 2021

この角度の付け方は山田特有であり天賦の才能。誰も真似できないからこそ彼はスーパースターなんだ。

このままの勢いで日本一にもなりたかったが勝負は６戦目へ。

この時点でもう日本シリーズ史上でも屈指の好ゲームは担保出来ている。向こう10年語り継がれるであろう下剋上シリーズ。相手は山本由、宮城にはなるけどヤクルトも奥川、そして高橋を残している。コロナ禍の辛いシーズンを乗り越えたご褒美としてあともうちょっとだけ最高峰の野球を楽しまないとねぇ！