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2021-06-24 高橋奎二とヤクルト投手陣の「攻めた」ピッチングと C1-4Ys #067

マツダスタジアムで広島相手にスイープ!前半の高橋くんのピッチングは仕事で見ることができなかったが、ともあれ5回まで1安打ピッチングはお見事。見られた範囲で、ピンチを凌いだ6回の高橋のピッチング。

菊池のレフト前はともかく長野小園はピッチャー返し。どちらもセンター方向に打たせたヒットなのでそこまで悪いものじゃない。走者一塁時のセンター方向のゴロならゲッツーの可能性は高いからね。結果として2つとも高橋の横をかすめる形になったが、取っていれば1-6-3でゲッツーがとれていた。

ただ何がともあれ1死満塁のピンチ。ここで今までの高橋だと四球などで崩れていくことも多かったが、今日は踏ん張ることができた。

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4番林に対しては最初の2球をコースに投げ切った上でストレート2球。最後はスライダーがやや甘く入ったが緩急で詰まらせることができた。1点は失ったものの併殺くずれ。

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坂倉に対してもストライクゾーンのストレートで詰まらせることができた。以前、高橋奎二の妻である板野友美さんがYou Tube、里崎智也氏から高橋が活躍するためのアドバイスを貰っていた。「四隅を狙わず甘い球をしっかり投げたうえで変化球の方が振ってくれるとおもうから。甘く、強く、真ん中でもいいから低く」と。

結果としてこの場面見事にそういうピッチングができちゃってるのよね。ただ、今季に限って言えば高橋に限らず他の投手もふくめてストライク先行の勝負ができているのはあると思う。比較的得意としてるマツダスタジアムのマウンドとか他の要因も色々あるだろうがね。

チーム防御率はリーグ平均並の3.71(平均3.70)。平均を大きく下回るのは与四球率。2.74はナゴド本拠地の中日の次にいい数字。逆に奪三振率はなんとリーグトップの8.03。リーグ唯一の8個台に乗せている。その分被弾率も高く被弾率1.15はリーグワースト被打率も5位。打たれながらも四球を少なく特攻していく。いい言い方をすれば「攻めた」ピッチングをした結果が今の順位になっていると言える。最下位に終わった昨年は与四球率、奪三振率共に5位。被弾率被打率もワーストなので避けたピッチングをしても特攻してもあまり変わらない結果になってる。(そもそもコース狙ってもストライク入ってなかった可能性もあるが)

投手陣の良化の理由が打撃陣にもあるはずなんだよ。早いイニングでリードしていた方が、いい投手を投入しやすい。大炎上するような負けパを投入する必要が無いから。

高津伊藤智仁体制による投手の意識改革、古田臨時コーチ含むリードへの意識改革。オスナサンタナ含む打撃陣の良化。敗因が1つで無いのと同様勝因も1つではない。1つ言えることは今、とてもいい歯車のなかで試合ができているということ。明日から巨人3連戦。ヤクルトは広島からの移動日。巨人は休み明けということで分の悪いカードにもなっちゃうけどなんとか試合をモノにしたいねぇ。

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