正常性バイアスという心理

正常性バイアスとは異常事態にあっても異常を認めずに平静を保とうとする心理をいい
加えて他のみんなが避難しないから大丈夫だという同調心理もあるだろう
その相乗効果が目の前の危険からの避難を妨げてしまう事が最も怖い。

東日本大震災の津波被害、津波から逃げ遅れたり

西日本豪雨で避難指示などが出た地域で実際避難した住民は約0・5%
自分は大丈夫という意識の根強さがうかがえる。

災害が発生したとき人はどんな心理状態に陥りどんな行動をとるのか
火が出て煙が充満しつつあるのに何故非難しないのか

津波警報や洪水警報や避難勧告が出ても非難しない人がいるのは何故なのか不意の災害に見舞われた時、人の取る行動は次の三つのカテゴリーに分かれる

1、落ち着いて行動できる人=10~15%
2、我を失って泣き叫ぶ人=15%以下
3、ショック状態に陥り呆然として何もできない状態になってしまう人=70~75%

大多数がショック状態に陥り、呆然として何もできない状態に陥る「凍りつき症候群」

突発的に災害や事故にあった時、脱出や避難できるチャンスがあるにもかかわらず、避難が遅れてしまうのは目の前で経験したことのない事態が起きているからなのです。

脳の認知的情報処理機能のプロセスが混乱し自己コントロールを失ってしまうことによるもの。


パニックによるものよりも、心の緊急スイッチがすぐに入らないために逃げ遅れることの方が多いのです
人は、自分は大丈夫と期待してしまう本能があり
以前あった災害の記憶は風化し、まだ大丈夫だろうと楽観的になってしまう。

もし何か経験したことのない災害などが起こりどうしていいのかわからない場合
・周りが逃げなくても危険を感じたら自分は迷わず逃げる事
・周りの人や専門家が大丈夫と言っても自分が危険を感じたら迷わず逃げる事
・自分にとって不都合だと思う情報も受け入れる事
・見たくないからと見ない、信じないのはダメで、ちゃんと見てちゃんと考える事
・みんなでいれば怖くないなんてことは無い。

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