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家族のこと、私のこと。雑記帳のように。

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家族ってむずかしい。書いて整理する。見せて手放す。自分のための雑記帳。
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#心細い

ココア〜俳句幼稚園

「ココア飲む?」涙のわけはまたいつか 季語は「ココア」。 詮索はしないで さりげなく寄り添う。 ほんとうにツラい時は そんな人に居てほしい。 私、そういうお母さんになりたかった。 いえ、今でもなりたい。 もう子どもも大人になったけれど。 遅すぎるかもしれないけれど。 少しだけコツがわかってきたんだ。 余計なことはしない、って難しい。 でも、間違えても仲違いしても 繰り返し風は吹く。 理解することだけが 唯一の方法ではない。 失敗しながら、少しずつ 強く優しくなれますよ

【俳句幼稚園】「身に沁む」

身に入むや通夜に親しき友の顔 仕送りの米の底つく身に沁む夜 一句目。 父が亡くなって2年半で母も後を追うように 逝ってしまいました。2人とも70才台。 仕方ないけれど気が若い両親だったので もったいない気がしました。 母はさばさばした様子でいたのに、 憎まれ口をきく相手が大事だったとは。 母の通夜には、どこで聞きつけたのか 高校の友人達がそろって来てくれました。 急に血が通ったようで涙がこぼれ、 友の存在のありがたさが身に沁みました。 二句目 まずこのシーンが浮かんでし