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諦めるなとか言うけれど。


人間は諦める生き物だ。

みんなと仲良く出来ないから
1人で遊ぶ

運動が出来ないから
本を読む

誰しも出来ないことが確かにあって、出来ないことの代わりに何かをする。

諦めの代わりに用意したものですら諦めて。
また新しいものを用意する。

悪いことでしょうか。
そんなことはない
諦めることは悪いことじゃない

みんなと仲良くできなくて
1人で遊ぶ。

一人の時間は無意味だろうか。
その時間にも必ず意味があって、人格を作る。
一人で遊んだ結果生まれた、素敵なものは世の中にいくらでもある。

運動が出来ないから
本を読む

本を読んだことで得た知識
それはきっと、かけがえのないものとなって
一生残り続ける。

諦めるなとか。
続けることが大切とか。

そんな言葉が溢れているけれど、出来ないことから逃げることは悪いことじゃない。

逃げた先で必ず新しいものに出会うのだから。

私は球技ができなかった。
団体競技が苦手だった。
でも運動は好きだった

だから諦めた。
球技がダメなら球を使わなければいい。
団体競技ができないなら個人競技をすればいい
そう思って格闘技を始めた。

その結果、今の自分が存在する。
別に強くなった訳じゃないけれど
涙は流れるし、苦しくて消えてしまいたくなることもある。体だって貧弱なまま。

でも、格闘技をした「経験」は僕にとって有意義なもので、それに誇りも持っている。

諦めて得た、誇れるものが自分にもできた
諦めたから大切な「経験」を得た。
諦めていなければ手に入らなかった。

きっと人生を遡れば自分が諦めたものは沢山あるのだと思う。きっとみんなそうだ。
何かを得るために何かを諦める。

人間はきっと諦めの積み重ねで出来ている
諦めた代わりに得たものはきっとあなたを強くしている。

諦める選択肢はいくらでもあっていい。

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