見出し画像

3月8日国際女性デー:それはあたりまえじゃないかも

豊かで安全な国、日本に生まれて育った私は、
「女の子だからダメ」と言われた覚えなんてぜんぜんなくて、
平和で安心に生きて暮らして来ました。

だから『ジェンダー・ギャップ指数』というのを
初めて知ったときにはビックリ仰天!

2022年においても日本の順位は、
なんと146カ国中116位なんですよ〜。
これは先進国の中で最低の順位で、
アジアでも韓国(99位)や中国(102位)より低い。

あたりまえに受け入れていた日本の暮らしは、
大きな男女差をはらんでいたことを知りました。

あたりまえだと思っていることって、
自分自身の「価値観」なんですよね。
………

私の人生では、女性にしかない病気、
子宮頚がんを前段階で発見して、
長い経過観察期間ののちに手術に至ったこと
とかあったんですけど、
婦人科の男性医師から屈辱的なことを言われたとか、
会社員時代には、取引先で目の前で上司(男性)に電話されたり、
男性の同僚にうるさいから女性とは働きたくないと言われたり、
女性は結婚したり子どもができると働かなくなると言われたり、

ポツポツとそんなエピソードはあったんです。
悔しくて言い返したりもしたけど、
でもまあ、こんなもんなのかと結局は受け入れてきた。

今すぐ何かできる?とか、
何かの活動をしようとか思わなくてもいいんだけど、
これは「あたりまえじゃない」と一人一人が知ることから、
変わっていくことはあるのではないかな〜と思ってます。
………

それから、もうひとつ。
世界には女性であることが原因で、
自由を奪われたり、
命や健康を脅かされている人たちがたくさんいます。
彼女たちをかわいそう、気の毒だ、
と憐れむのはナンセンスなんだそう。

それは遠い国の知らない人たちの話ではなく、
「私たち女性」の話なんですよね、
日本人にはその当事者意識が欠けている人が多いと聞いて、

"私は女性の地球人である"という
根元的なアイデンティティについて考えさせられました。

やっぱりここが島国だからなんだろうかな〜、
川を渡った隣の市には○○支援があっていいな、
みたいな感覚はわかるけど、
川を渡ったら隣の国で、
そこでは女性は学校へ通えないなんてことはないわけで、

この感覚は日本に住む人じゃないと
わからないことかもしれないなあ。
自分ごとにするのはとっても難しい。

そんなこんなで!
みんながちょぴっと考えてみたりする日でありますように。。

…………………

世界経済フォーラムが「ジェンダー・ギャップ指数2022」を公表
内閣府男女共同参画局総務課
世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)が2022年7月、「The Global Gender Gap Report 2022」を公表し、その中で、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)を発表しました。この指数は、「経済」「教育」「健康」「政治」の4つの分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等を示しています。2022年の日本の総合スコアは0.650、順位は146か国中116位(前回は156か国中120位)でした。前回と比べて、スコア、順位ともに、ほぼ横ばいとなっており、先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果となりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?