覚書)10/18~ここしばらくのこと

あまりにもいろいろありすぎ、また覚えておくべきことだと思うのでまとめておきます。お笑いレポじゃなくてすまない。それにしてもまあ、ここまで大事件が集中して起こらなくても良いと思うんですよねえ。

前提:これまでのこと

8月半ばにコロナに罹患し、免疫が落ちたのかコロナ以外のところもいろいろ不具合が出てしまった。大きくは副鼻腔炎による痛みと、突然の腹痛による不正出血。副鼻腔炎は耳鼻科で抗生物質もらいつつ歯科で歯根治療してもらって(まだ治療中)なんとかなったが、不正出血で検査するとどうも結果が思わしくない。8月末に細胞診→9月半ばに組織診→10月半ばに結果を聞きに……と思ったら医者から「もうちょっと早く来れない?」の連絡があり10月初めに受診。大病院への紹介状をいただいて子宮内膜全掻爬の検査をしたらどうかな?ということで10/18受診の予定を立てる。

10/18 初診

大病院なのでうかうかしてるとどんどん待ち時間だけが長くなるため、朝の8時半から受付に並んで受診できたの10時過ぎ。受付して婦人科の方に行ったら問診票を書いてる途中で呼ばれる。すぐさま診察台に乗せられ内診開始……と思ったら先生がMRIの予約を取り始めているんですが?23日の月曜日とか無理ですけど?
組織取られて診察室の椅子に座ったとたん癌だね来週MRI取りに来てね23日だからね、と言われるもののその日どうしても休めない&金欠の私は必死に抵抗。「ダメです命にかかわるので」というわけで何とか24日にしてもらう(ここが抵抗の限界)とりあえず血液検査とレントゲン取ってきてまた午後に診察に来てね、というわけで診察終わる。手術かあ……12月くらいにできないかな……などと思いつつ検査を済ませていったんおうち帰る(近いので)
午後になって診察に行くと別の先生がさわやかにまあ多分初期なんですけど手術しましょう「あの月初避けたいんですけd」もう10/31枠取っちゃったんでそれで行きましょうねーと私の意思をまったく差し挟まないまま手術の予定が決まっていた。心の準備とかないんですかねえねえ。しかしここで11月から手術にしてくれと必死に抵抗すべきだったことを心から悔やむ(金銭的な意味で)
会社に報告しつつとりあえずもう会社で引き継ぐことを必死に脳内でまとめる。だってとにかく時間がないんだものMRIとCT取るから次の週2日しか出勤できないし20日はばくちく見にいくので休みだし!
20にゆたさんかわいいを補給し11/6の人間椅子と11/18の豊洲は無理にしてもまあ武道館に向けて頑張る!と思っていた。思っていたんですよ。
診察料:¥13,360

10/19

歯医者の予定が入ってたのにすっかり忘れて帰宅の電車に乗ってしまう。慌てて予定変更の連絡入れて最寄り駅についたくらいでライブが中止になっていた。
どうしようね……と悠夜さん(親友)としょんぼりしつつとりあえず明日は今後の打ち合わせもあるしご飯食べよっか、と約束。

10/20~21

悠夜さんとしゃぶ葉でご飯食べつつ今後を心配しつつ。手術の説明はだれか付き添いがいるというのでお願いして一緒に来てもらうお願いをする。
我が家でいろいろ説明などしたもののお互いの状態的にお泊りはせず悠夜さんは帰宅。あとはひとりで金属バットvs東京ダイナマイトを配信で見たりKOC見ながら過ごす。
親には黙ってようかとも思ったのだけど、いろいろ事情もあり電話がかかってきたときに報告。夏休みの帰省時にいろいろ揉めてたけど今はそれどころではない。

10/24

AM中は仕事してさあMRIにいこうかな……と思っていたところでBUCK-TICKからの大切なお知らせを受け取る。身体が動かなくなりそうなのをこらえて何とか検査を受けた。MRI待機中にめそめそしてて検査の人も何事かと思っただろうがどうしようもない。あとMRI撮影中に流れるオルゴールメロディが「さよなら」と「言葉にできない」だったの無理すぎた。診察もないので終わったらお会計して即効帰ります。
あとはひたすらツイッターのおすすめ欄を更新されるがままに眺めてた。あれもリロードしすぎると35件更新ではなくなるんだな……(PC版)
診察料:¥9,170

10/26

CT撮影。会社の人はそっとしておいてくれるのがありがたい。
10/25出勤したときにお守りをもらって泣きたくなる。私のためにお昼休みにお守りを買ってきてくれる人がいるなんて思わなかったんだよね……。
診察料:¥6,010

10/27~29

悠夜さんと2人でお医者さんの説明を聞く日。現状の診断では子宮体癌IA期とのことで子宮・卵巣・リンパ節の切除の予定。ほかのところには転移してないっぽいのが一番安心した……。
入院前日から食事制限があるのでとりあえず今日と明日は少しおいしいものを食べよう、ということで近所のオリーブの丘でご飯。ここ数日起こった出来事を話し合ってめそめそするおばちゃん二人。翌日は焼肉など食べてしまいました。術後もそんなに急に脂っこいものは食べられないからね。
入院前日のご飯はうどんと卵豆腐とはんぺん。腸を空にしないといけないので下剤処方されていたので昼食後飲む。すごく酸っぱいとかまずいとかの前情報いただいていたのでおびえてましたがクエン酸サワーとか平気な人はたぶん大丈夫。効き目が激しくなかったのでありがたい。

10/30

入院当日。液体の栄養剤しか摂取できない日です。朝がイチゴ味・昼がコーヒー味・晩がバニラ味。個人的にはイチゴ味が一番好きです(もう飲む必要があってほしくはないですが)シャワー浴びたり腸をきれいにされたりしながら過ごします。点滴のルート取りますねって若人2名に処置されましたが血管が見つからなくて手の甲につけられましたので以後ずっと不便。あと絶対シャワー後か手術前でよかった気がするんですが……。
眠れる気もしないので眠剤いただいて23時に寝る。

10/31

手術当日。6時以降絶飲食なので直前に水分取っておく。付き添いで悠夜さんが10時くらいに来て呼び出しを待つ。11時過ぎに先生と看護師さんに連れられて手術室へ。手術室のステンレスの扉も怖いし妙に広いお部屋も怖いしもう何もかもが怖いんだけど麻酔で意識落ちて気が付いたら終わってた。
術後はもう痛みとの闘い……。背中に管入れて痛み止めをスイッチで入れるんだけどそのスイッチをしばらく逆向きで持ってた。そりゃ痛いわ。といって入れたからとて痛くなくなるわけじゃ全然ないんだけどね!
この日は朝までの時間がすごく長く感じた。手術自体はとてもうまくいったようです。中開けてそっ閉じの可能性も考えてなかったわけではないのでそこは安心。実家に一言だけSMS送って限界でした。

11/1

半醒半睡のままようやく起床時間を迎える。この病院の起床時間は6時なんだけどほかもそんなもんなん?早くない?
ひと晩で痛み止めが尽きたので点滴で別途入れてもらう。これでようやく少しはマシになったかな。
この日のメインイベント:起きて歩く
術後の回復のためにちょう重要なことなんですがそれにしてもスパルタが過ぎませんか現代医学。手術の翌日午前中に看護師さんの手を借りて何とか起き上がる。それだけでも赤疲労で瀕死なのにシーツ変えるからちょっと立ち上がってねーと言われなんとか部屋の端にある椅子へたどり着く。
術後すぐに歩くことで腸の運動が刺激されて腸が動けばご飯が食べられる!ということで頑張らねばならんところなんだけど痛いのよこれが。病院内1周150mくらいなんですが半分も回れず。それでも何度か起きて歩いてみたりなど。
ここでカテーテルが取れたんですが代わりに尿の量をはからないとといけなくなるんですよねえ。かがむと!痛いんです!
腸が動き始めたのでお昼から流動食。重湯とかぼちゃスープとオレンジ葛湯。久しぶりの食事なのでゆっくり飲み込む。
痛みに耐えつつなんとか夜を過ごす。少し寝て起きて……を繰り返して朝になるのを待つ感じ。

11/2

起きてなんとかフロア1周できるようになる。寝てる状態から起き上がるのがしんどすぎるんですが。自らの重さにうんざりしながらなんとか今日も1日。会社携帯を取り出す気力がなくて同僚にラインして報告に代えさせていただきました。重湯を卒業して3分粥に柔らかおかずが付くようになりました。それでも30分くらいゆっくり時間をかけて飲み込むようにしてました。ツナと豆腐のハンバーグがおいしかったな。
採血日。点滴のルート取ってくれた2人組が来たんだけどまあ取れない取れない。左右腕関節部と左手首と右手の甲に張りを指して結局最初に刺した左腕からしか取れなかったの勉強中なのかもしれないけどゆるしてない。
※新人が上手くいかないのはしょうがないんだけど態度悪すぎたので
左手首と右手甲は見事な内出血となりました。
病院の事務の方が来て5日(日曜日)退院なのでできれば今日中に手続きだけしてくれないかしら?というわけで1Fの受付まで出かける。入院しているのが12Fで点滴スタンド引きずって行ってきましたがあまりにしんどくて眩暈が(単なる燃料不足)

11/3

シャワーが浴びれるぞー!
傷に貼ってたフィルムも取れて食事も5分粥になりとうとう点滴が外れました。これで尿量をはからなくてもよくなった(しかし回数を申告しなくてはならない)まあ抗生物質の点滴あるのでまだ管は刺さってるんですけどね。
この日は寝起きが面倒くさいので歩いてる以外は大体座って過ごしてた。なのに眠れない。夕方の抗生剤をもって点滴の管も外れて自由の身。なんというか入院前にもらった予定表の通りに進んでおります。順調といってよいのではないでしょうか。
病院内コンビニに水分を買いに行ったりもしました。一応血糖値コントロール受けてるので無糖の飲み物オンリー。まだちょっと長く歩くと眩暈がするのでゆっくりゆっくり歩きます。

11/4

今日は特に何もすることはなく過ごせる日。夕方に悠夜さんが荷物の一部を取りにに来てくれる。朝に水分を買いに行ってのほかは病院内をうろうろしたり昨日あんまり眠れなかったので昼寝をちょこっとしたり。
この日からご飯が普通の米飯になりました……が糖尿病食なもんでフロアに貼ってる献立とちょっと違うのがさみしくもあり。でも十分おいしかったです。箸を使うようになると早く食べがちなので気を付けながら食事。
夕方に悠夜さんが来てひさびさに再会。手術直後よりもだいぶん顔色が良くなってた様で安心される。荷物をリュックにつめて悠夜さんを送り出して後は朝を迎えるためにぐっすり寝るしかない。

11/5

退院だー!!!!
朝起きて検温その他済ませたら身支度してそのまま荷物整理。もうカートひっつかんで出るだけにしておいて診察待ち。
診察済ませて採血してようやく退院。採血の結果肝臓がちょっと数値が落ちてるぽくて追加のお薬と診察が増えました。
カートあるから杖はいいかな……と思ってたら意外とカートが支えにならなくてぐったりしながらタクシーに乗って帰宅。帰って最初に食べたのはスーパーのロコモコ弁当でした。タンパク質……。
とにかく無事に帰ってこれてよかった。

入院荷物あれこれ

病院指定の持ち物

①浴衣式パジャマ
これは借りて済ませていいものNo.1。大きい病院だと大抵パジャマレンタルがあるのでそのバリエーションに入っていると思うのでそちらを利用でいいと思う。私は浴衣式をずっと借りてて術後はパジャマの下だけ履いてた。
②弾性ストッキング
ネットで買えるとは思うけど手術用とそうでないものの区別がつきづらいので病院売店で買いました。ものすごい勢いで締め付けられるので正直あったほうがうっ血でどうにかなるんじゃないかと思った。回復後に一度脱がされたけど再度自分で履ける自信なかったので途中から包帯きつくまいてもらいました。
③開閉式紙おむつor使い捨てTパンツ
これも病院で1個売りがあったので買った。レンタルもあるんだけど1日のみだしなあ……(自分から中止願を出さないと延々レンタルされ続けるシステム)
④ナプキン(大3小複数枚)
手術後多少出血があるので。でも何回も変えるほどは出なかったな(個人差ありそう)
⑤大きめのバスタオル1枚
パジャマレンタルにタオルが含まれてたのでこれもレンタルしました
⑥髪ゴム2本(髪の長い人)
手術当日は2本縛りにする。でもどっちかというと縛らなくていい程度に切った方が確実に楽だった……(シャワーとかシャワーとか)
⑦腹帯
病院で買えるけどネットで買った方が半額くらい安いです。入院中は1枚でいいけどその後1か月くらいつけてるといいぽいので予備はあってもいいと思います。ちょっとキツめに巻くのでその分考慮したサイズを買った方がいい。伸びるしねえ。

持って行って使ったもの(○)・使わなかったもの(×)

〇パジャマ(下のみ)
サイズ的に不安があったので浴衣式の下に着るズボンだけ。普通サイズの人はレンタルで済むなら越したことはない。1週間程度なら1本で十分。
△ブラトップ
入退院時しか結局付けなかったな……。術後はつけてる余裕がない。お好みで
×肌着
寒いかなと思って前あきタイプ持って行ったけどまあそれどころじゃなかった。病院は適温だし基本11月のくせに暖かかったからね。
×靴下
入院中は基本弾性ストッキングつけて過ごすので履かないです。退院の分だけあればOK。
×体拭き
介護用の大きい奴持ってったけど全然拭く余裕なかった。あと拭くときはタオルくれます。3日目からシャワーあるし。
△顔拭き
これは多少使った。正直これがあれば体も拭けるので両方持ってく必要なかった。でも術後1日目から立ち歩けるし洗顔料あればよくない?という気持ちも少しある。
〇マスク
院内基本マスク着用なので持っていきましょう。
〇綿棒
耳かき必要な方はぜひ。個包装タイプを持っていきました。
〇S字フック
ベッドの脇にかけてると何かと便利。カバンとかイヤホン下げてた。
〇お箸・スプーン
途中まではスプーンのみで行けるかな?と思ったけど後半になると焼き魚とか出るのでお箸も持って行って。病院には食器用洗剤ないので使い捨てがいいかなあ。
×折り畳みコップ
歯磨きコップとしてちいさいの持って行ったけど安定が悪くていまいち。結局レンタルのサービスでくれたコップ使ったなあ。持っていくなら100均でストロー差せるプラコップか使い捨てコップでいいと思う。
〇ペットボトルに使えるストローキャップ
これが地味に便利だったなー。寝て飲めるし。ただ、一部の水ペットみたいなキャップの特殊なペットボトルには使えないものもあるので、事前に確認した方がいいかも。南アルプスの天然水はダメでした……。これに使うストローは1日1本程度でいいんじゃないかな。
〇延長コード(3口)・充電ケーブル等
音を出さなければ携帯いじるのはOKなので充電用・あと個人的にCPAP使用者なので必須。患者が使えるコンセント2つあったんだけどそこも状況では使うこともあるので差込口たくさんあるに越したことはない。
×イヤホン
暇な時間たくさんあるんでyoutubeでも見るか……と思って持っていきましたが入院中って仕切りのカーテンの向こうから話しかけられるしそういう気分じゃなかったので全然使わなかった。携帯に電子書籍入れてあったら暇つぶしには十分だと思うな。
〇シャンプー・リンス・ボディソープ・洗顔料・スキンケア
数日風呂に入れない期間があるので洗浄料強めのがいいと思います。私は無印のスカルプ用シャンプーリンスとデオドラント用ボディソープにしたよ!さっぱりした!100円くらいのおためし品持って行ってもいいんだろうけど3日目のシャンプーとか絶対1回分で足りなくなるので小ボトルのが楽だなあと思います。スキンケアはオールインワンが手軽でいいよね……。手術当日は顔に何もつけちゃダメということを知った。
〇髪用吸水ターバン
髪が長い人はあると便利だと思う。私の入院したところはシャワー時間30分でドライヤーも貸してくれるけどやっぱり次の人が使うまでには返さないといけないしというわけで早く乾くに越したことはない。でも髪を切った方が楽(ずっと言ってる)
〇ヘアブラシ
レンタルのサービスでももらえる場合もありますがない場合は持って行った方がいいかな。とにかく髪はもっさもさになりますので。切った方が楽。
△水のいらないシャンプー
風呂に入れない期間使うかな……と思いましたけど1日2日目ってそれどころじゃなかった。でもせっかくだしちょっと使ったら多少さっぱりしたのでお好みで。無印の持っていきました。

術後は重いものが持てないので、一人で退院することも考えると荷物は最小限がいいよね……。カートは意外と引くのに力がいるのであんまり術後は支え代わりにはならないな。

あっちゃんのこと

いまだ何を書いていいかもわからないけれど。
大切なお知らせを見た時に内心で浮かんだ最初の言葉は、××が、という極めてシンプルな世の理への罵倒でした。そして頭の中でガンガンと回る「それでも生きていかざるを得ない」という言葉。
私はこの一連のつらいことを、ばくちくに頼って乗り越える予定だった。
35年前からずっと、ばくちくのある人生しかなかったのに、急になくなってしまった。どうしよう、と途方に暮れた。
残された4人のつらさも計り知れないし、X(Twitter)のTLにいる人たちのつらさだって想像を絶するものだろう。それでも家族のある方はちゃんとお母さんをやっていて、お仕事のある方は無理ない範囲でがんばってた。みんなえらい。
ゆたさんのブログも、今井さんのインスタも、読むたびに泣いてしまう。
ずっと隣でギターを弾いていたかった、という今井さんの、永遠じゃないこともわかっていました、という言葉だって、でもそれはこんなに早いはずじゃなかったんじゃないか、って思っている。
昔のようにステージ上に酒と煙草があり、その日の調子が乱高下するあっちゃんのままならば、多分この年まで生きれば長生きだっただろう、と思っただろう。でも、ここ十数年のあっちゃんは、もしかしたらずっと、60過ぎても70過ぎてもずっと、ずっと(私などよりも長く)生きてくれるのではないかと思っていた。最後のアルバムが異空で、アルバムの最後の曲が名も無きわたしで、最後に見た光景がたくさんのファンの人たちで、何から何まで完璧にそろえて、遠くに行ってしまった。でも今じゃなくて、もっと先が良かったよ。今じゃなかったよあっちゃん。
今はもう、彼が苦しみのない世界でゆっくり猫ちゃんと過ごせていることを祈るばかりです。ばくちくのこの先にはいろいろ思うこともありますが、それはもう4人が決めたこと以外の正解はないと信じております。

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