くちづけ
(過去のアメブロの記事代用)
こんばんは。
今日は少し映画、舞台のお話。
そして今後、私はこの作品に、携わることになりますが、そこは追々。。
「くちづけ」
” あなたはこの結末を許せるか?許せないか? ”
こんな見出しがネット検索で引っかかる映画である。
実際にあったある小さな事件を基に生まれた父と娘の物語。
「くちづけ」は、俳優で「花より男子」「愛と誠」等の脚本家としても活躍されている宅間孝行さんの作品。
初めてこの作品を見たのは、、
サイン本が2015年と言うことで、その一年前、24歳だったかな。
そこからタクフェスに毎年行って、いろんな作品を観た。
そして今、2020年。
私は自分のお仕事を通じて、まさかの大尊敬する宅間さんと知り合うことになった。奇跡。
舞台版を見てから映画を見た。
衝撃だった。
悲しいのに、ずっと笑顔で見れた、そして気づくと、微笑みながら涙していた。
笑顔のまま涙が溢れる。そんな物語だった。
内容は今後見る方のために省きますが、、
簡単に言うと、知的障害を持った主人公達と家族が訪れる施設”ひまわり荘”が舞台となった物語。
うーやん(主人公)、マコちゃん(娘)、いっぽん先生(父)。
この3人を軸に全ての物語が色づく。
冒頭、主人公のうーやんがアンルイスの「グッバイマイラブ」を歌うんですが、私はその時点で泣いてしまうほど、この作品を何度も見て、何度も魅せられてしまっている。
あと、まりこママと島ちんが別れるシーンも。。思い出すだけで泣ける。。笑
「頼られることがしんどいことを、わかってる人だからね。頼れないんだよ。」ってセリフ。
最終、病気を背負った父親が、知的障害の娘を誰にも預けられなくて、、と言う展開の中、
このセリフが心の奥に痛いほど響いたことを覚えてる。
私は父と娘の話にめっぽう弱いのです。。笑
私も守られてる立場だけど、守らなくちゃと思うことも多かった。
でも守らなくちゃと思うから理性が働くし、悪いことを悪いと思えた。
それでも沢山悪いことをしたけれど。。
でもそんな風に後悔していたくないなと思うし、覚悟持って頑張れたのは父と言う存在のおかげかな。
他に守るものができたら、もっと強くこんな気持ちになるのかな。
話脱線しすぎたけど、
「くちづけ」については、なんと言葉に表して良いのか、、、。
邦画で「悪人」とか「怒り」とかあったけど、その映画を見たときの気持ちと少し似てる。(だいぶディープな映画なのでまた違うけど 笑)
”誰にとっての悪人”
”誰にとっての善人”
自分にとっての悪とか善とか、人にとったら違って、どんなに大好きな相手とも家族とも友達とも違うものかもしれない。
「くちづけ」のラストシーンを思うと、そんなことを考えさせられる。
障害についての偏見や、現実問題、語り出したらきりがなく、私も何にもできてはいないんだけど、ものすごく現実を学ばされる。
あまり深くは言えないけど、身内にもこの問題があり、小学生の頃、知的障害を持つ女の子と夏休みや冬休みは一緒に暮らしていた。
なので全く偏見はない。
障害とは全く関係ないけど、健全だって、健全ではないね。
人は自分のことを棚に上げて、不完全なくせに、不完全な人を見下ろしたり、付加価値や能力で人を判断したりする。
自分がそうされたとき、そう感じたとき、初めてそんな風に生きたらダメだってことを思わされるのかもしれない。
痛いやつなんていない、一生懸命に生きてるだけなんだ、とか。
・・・映画は沢山のことを教えてくれる。
他に好きな映画は「チョコレートドーナッツ」「タイタニック」「レオン」「妹の恋人」「はじまりのうた」「ララランド」「ポンヌフの恋人」「小説家を見つけたら」・・・
とにかくどの作品も主人公が正直なところが好きなんだと思う。
他にもいっぱいあるんですが、この頃わりとミーハーに。
みんなが好きな映画が好きだったりする。
昔はかなりひねくれていたので、みんなが知らない映画とか見たがったんですが、
今はみんなが好きな映画、みんなが感動する映画ってやっぱり素晴らしいんだなって素直な気持ちで見られるようになった。笑
グリーンマイルを見たあたりには、「やっぱ名を残す映画はいいな、、、」と心清められたりね。
ホラー系とか、バトルロワイヤルも好きです。笑
ジブリも大好き。ナウシカ、もののけ姫、ハウル・・・強いけど女性らしい女の子が主人公なのが大好き。
ディズニーは、ムーラン、不思議の国のアリス、美女と野獣が好き。
他にもいっぱいあるんだけど、、
脱線するので今日はここまで。
とにかく「くちづけ」について少し書きたかった。笑
では、明日も素敵な1日を。*
若いな、、大人になったな、私。
2015年と2020年。
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