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「私より君は、いい人間だから。」

まさにホワイトデー。めちゃくちゃ雪が降ってたね。

なんとなく心がすごく疲れていて、夜の空いた時間に、だいすきな映画を一本観ました。何回観ても、すごく良い。グッとくる。

THEFAMILYMAN 「天使のくれた時間」

セリフがとにかく全部ね、すごく魅力的で、名言なの。特に最後はね、もうぎゅっと愛の本質が詰まってるセリフ。

「君は僕よりいい人間だ。
お陰で僕もいい人間になれる。
孤独な人生が見せた夢かもしれない。
僕達は別れてもやっていけるだろう。
それでも君との人生を僕は選びたい。」

物語の手前のあらすじは、

主人公の男性は大手企業の社長ですごくリッチな生活を送っている。
「何もかも手にしている。」と思いながら、13年前に別れた彼女、あの日の選択も思い出せないくらい忙しく働いていて。
いい生活をする為に、全てを捨てて働く努力をしてきた人。

ある日、ちょっとした事件が起きて。
その次の日目覚めたら、隣に13年前別れた彼女が眠っていて、子供が二人いる。そんな家庭の"お父さん"になっていたー。

話はそこからはじまるんだけど。

「あの日、ちがう選択をしていたらー。」
彼がはじめて、「誰かのことを考える」と言うストーリーが軸になっている。

本当の"豊かさ"
人それぞれの価値観があって、なにが正しいとかじゃないけど、ものすごく温かくて、疲れた心をまるごと癒してくれる名作。

忘れそうなこと、忘れていたことを、何度でも思い出せることができる物語。

異性とお付き合いをするとき、一つだけ大切に思うことがあって。

この言葉を言えたら、その人と一緒にいようと思う覚悟ができるって信じてるんやけど、

それが、「私より、良い人なんだよ。」ってストレートな意味で言えるってこと。

「私なんか、僕なんか」とかの意味じゃなくて、
素直にそう言える、思える人であること。

この言葉にたどり着くまでには、恋愛だけじゃなくて、人間関係のすべてがあって。

たくさんの人を見て、現実とか理想とか、いろんなことに逃げて、向き合って、「好きになる為に努力する」ってことをしたこともあったけど、
結局、根本的に「この人は、男としてじゃなくて、人として、良い人なんかな?」ってところ。

大袈裟な言葉にすると、
自分より優秀とかそんなんじゃなくて、
自分より良い人間だと尊敬できる心の部分をちゃんと好きになってやっと、男としてとか、女としてとか、好きになれたりするんじゃないかなと。

賢者って言うのは、
偉大な人って言うのは、
もっと簡単に言えば「良い奴」って言うのは、

全てを手にしている人ではなくて
手の中にある全てを大切にできる人

なんだって。

映画を通しても、自分なりに、改めて思わさせられたな。

わたしは、どんな仕事をしてたって
どんな環境で育っていたって

わたしより、良い人間だと思える人の背中を
ずっと押して、
隣で笑って、

人生を、良い意味で豊かに、
少しでもマシにするために、

がんばったり、遊んだり、
好きな人間の前では、ずっとふざけていたいな。

私が必要だと思うのは、
ほんの少しの知恵と、優しさと、ユーモア。

今日もがんばったね。
ありがとう。

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