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人工授精と体外受精を解説

妊娠方法全5手

今回は妊娠する方法について以下の5つの方法について説明します。

自然妊娠、タイミング法、人工受精(AIH)、体外受精・顕微授精(ART)

自然妊娠

まず、妊娠を目指すと自然妊娠が最初のステップ。これは、ご存じのとおり男女の性交による自然な妊娠です。

タイミング法

それでも子供ができない場合、婦人科にかかると、今度は排卵日を狙った「タイミング法」に進みます。これは、エコーなどで身体の状態を確認し、排卵日を生理日から推測、または排卵検査薬によって確認し、指定された日に性交します。

排卵日の確認は以下の方法があります。

・通常生理開始から13日~16日後
・高温期に入る
・薬局で売っている排卵検査薬で陽性

お医者さんにかからなくてもある程度自分でも予測はできますが、そこにお医者さんの手も借りてより正確に予測し、ピンポイントでタイミングをとる方法です。

人工受精(AIH)


さて、タイミング法でも鳴かず飛ばずの場合、次のステップ人口受精に入ります。これは、男性の精子をクリニックに持ち込み、または男性がクリニックで射精し、担当医が選り分けした状態がいい精子を膣から子宮に入れてもらう方法です。精子の選別をするため、より妊娠の確率が高まるという理屈ですが、クリニックでギュっと入れられてもなんだか気分的に緊張するし、個人的にはどうなんだろうという気もします。

ちなみに人工受精はシリンジ法といって、シリンジキットを個人で購入し、自分で精子を注射器の中に入れて先端が丸くチューブ状となった針部分を膣に入れる方法もあります。キットはアマゾンとかで売ってます。

高度生殖医療(ART)

高度生殖医療とは、体外受精と顕微授精を指します。東京都の「特定不妊治療費助成」の対象で1回につき30万円の補助金を出し、令和3年度からは保険適用になる予定の医療です。補助金については後日詳しく書きます。

無題

体外受精(IVF)

今までは女性の子宮で精子と卵子が出会い、受精卵になって細胞分裂して胚になり、胎児に成長していくのが一般的でしたが、その出会いの部分をシャーレの中で行い、胚となってから女性の子宮に戻す方法です。シャーレは小学校の理科の実験を思い出しますね。


ガラスの小さなお皿に精子と卵子を放出?し、自然と出会い受精するのを見守ります。

顕微授精(ICSI)

更に高度なテクニック版で、この出会いを強引に行います。細いガラス針の中に入った選ばれし精子をグイっと卵子に注入し、受精卵になるのを待ちます。

けんび

一概に何年自然妊娠をトライしたら次はタイミングや、3回人工受精してもできなかったら体外受精、など決まっておらず、男女の身体の状態や意志、年齢、クリニックの方針などを鑑みてどの方法を選択するか決めていきます。


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