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日本美適進化論:希望と否定のゼロ感覚

コロナ禍で多くの人が、「もっと幸せになりたい」「お金持ちになりたい」「取り残されたくない」そんな願いや希望を強くしていると思います。しかし実はその思いは、私はいま幸せではない、お金持ちではない、取り残されそうという思いを含んでしまい、強くそれを願うほど現状が悪いと認識するようなものです。「幸せになることが夢」と思うことで、自ら簡単には手が届かない状況にしているということ。だから、小さくても今いる環境の心地よさや自分が得意なこと、出来てきたことをしっかり見て感じて納得する気持ちを大切にしましょう。世界にはまともに住む家もなく食事もできず、命の危険にさらされている方々がたくさんおられます。さらにそこに誰か比較対象となる人の影や、言いわけや、ねばならないを通して選択しているとすると、本来のあなたの超感性から大きくズレてしまうという話。

本当は、「悔しい!」「見返してやりたい!」という反骨精神や怒りや恐怖のエネルギーも、そこから抜け出したいという強い願いで実現されることも。どちらも「生きている」からこその経験。

日々の幸せにありがたみを感じながら、さらに快適なアクションを選択する。うまく行かないのは、相手のせいではなくタイミングが悪いだけ。その繰り返しの日々が結果「前より幸せになっていた」になると良いですね。

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■■■■■希望と否定のゼロ感覚■■■■■

1)マインドフルネス・ゼログラビティ

2)否定言葉の落とし穴

3)新しい体験をしよう

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1)マインドフルネス・ゼログラビティ

どうしても不安がぬぐえない、常に恐怖がつきまとうなどの場合は、マインドフルネス瞑想も、情報と対人を駆使した利害関係で働く私たち社会人にとって良いのでしょう。計画や戦略から離れて「時の流れに、いま自分が存在している瞬間を感じる。」という異次元空間にワープさせることで、思考と感性のバランスを整えます。実は芸術品やアートを鑑賞する時間も、似たような脳波に誘われるそうです。ビジネスマンの休憩は、テレビを付けながらスマホでYouTubeを確認し、パソコンでSNSをチェックすることだったりしますが、頭を空っぽにする時間も取りましょうね。ライバル競争や取り残されるありもしないイメージは害にしかならない。相手の成長や変化の素晴らしい景色を眺めながら、自分が手放さず本来持って生まれた能力や感性を磨く時間を持ち続けることこそが、この時期には大切。ペースは人それぞれですから。以前から整体でお世話になっていた方が、スピリチュアルに専念するためサロンを離れる時に、最後の施術に瞑想方法を教えて頂きました。寝しなに続けていると「無の境地」に入る入口のような感覚がつかめることも。その時は意識より脳裏に絵画のような色や形が現れて、時を忘れて熟睡しまさに「無意識」ゼログラです。

その後にくるのは、新たなアイディアや癒しの場合が多い。この感覚も人それぞれですが、自分の手引書を外注せずにつくることも豊かさだと感じます。

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2)否定言葉の落とし穴

1980年代から、情報の動きが物理学的な動きより早くなった期間を情報社会とするそうですが、まさに宣伝広告の動きも超加速しています。秀逸なコピー競争に「言葉」の使い方も、正しい情報を取捨選択するメディアリテラシーの重要性も増しています。どの情報を選択するかが命とりになる重要な時代。ここで提供する側の誠実さや、お互いのニーズが合うかどうかも大切ですね。

言葉や以前から主題で気になるのは、「〇〇してはいけない」「あなたの〇〇はダメだ」「なぜ〇〇できないの?」という否定言葉の使い方。小さい頃、運動会で母親から「転ばないようにね!」と言われているのに転んでしまい、「だから言ったのに。」ということが良くありましたね。

これは、言われなければ意識に無かった「失敗する」「出来ない」「苦手」ワードをインプットしてしまった例です。これは、そうなった時に対処すればよい事だと感じます。そして、相手を信用せず見下している証になってしまうこともありますね。相手も、心配されるからそのキャラを演じてしまっていたり。例えば「あなたではダメだ。」「なぜこんな簡単なことが出来ないんだ?」と否定された場合についても、子供は真に受けて思考停止します。大人はそれが事実かどうか、どの部分がそうで、そうでない部分はどこかを冷静に見極めて、言葉通り真に受けないことも大切です。

「ご指摘ありがとうございます。ダメだと感じた部分を教えて下さい。」と、指導側へも言葉を洗練させ冷静になる機会提供が出来ると良いですね。

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3)新しい経験をしよう

人が幸せを実感する時の対人関係は、新しい経験が出来る友人とのものだそうです。新しい経験の中で、違う世界に触れて新しい自分を発見する経験は、楽しいだけではなく、適応力や創造性を豊かにする学びにつながります。これから人は3つのレイヤーに分かれ、①進化する人や組織、②順応する人や組織、③退化する人や組織。どの時代も、このように振り分けられてきたわけですが、では「進化」「順応」「退化」を年代別で考えると、若者は進化しシニアは順応し、高齢の方は退化と単純に位置づけるのもどうかと思います。どうしても進化組に入らなければとか、退化組には入りたくない等、どのレイヤーが良くてどれが悪いと一概に決めてしまうイマジネーションも乏しいですね。どちらも必要です。

若者でも新しい経験を避けて退化する場合もあるでしょうし、高齢の方でも新しい経験をすることで進化する場合もあるでしょう。経験の質と量がどのようなものかにより、どのレイヤーが自分らしさで生き心地が良いか。自分を大切に育てるとは、余計な感情に振り回されず、一日を一生のように扱い、起こる出来事からも人からも微細でも好意を捉えることですね。


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