謹賀新年🎍
昨年師走一つの試練を超えた。
この歳で、なかなか厳しい試練といえば試練。
全否定されるような経験をした事があるだろうか?
芸の世界では、当たり前。
自分の感知できる領域を遥かに超えている師匠の微細な感覚を、低次元の自分には捉えられないのだと言う事に気づいた瞬間、心が溶けた。
今、私は次の次元への薄い膜を越えようとしているのだ。
超えるか超えないかは別として、確実にその向こうを、朧げに見据えている自分が居る。
この状況にほんまものの心からの感謝と喜びが溢れた。
極めた方々のそれはそれは深く、長い時の流れと共に熟成された世界のキザハシへ恐る恐る片足を乗せる覚悟が出来た瞬間。
能楽の舞は動く瞑想。
全ての舞というのは、本来そういうもの。
謡、囃子、舞の三つ巴の芸能は日本人の心に響く。
能管のひしぎが空間を切り裂き、大小鼓がリズムを生み出し
謡い、いわゆる言霊が発せられ、舞いが始まり
陰と陽のエネルギーが渦巻き
最後は静寂へと還っていく。
困難を乗り越える幸せ。
修行好きの私にはたまらない世界である。
我々一人一人が神の本質と繋がる空間に身を置く事ができる幸せ。
舞は、人々を自身の本質に気づかせ愛と平和に導くものと確信した2023年。
2024年は行動の年🎍
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