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#不要になることを目指す

今日は私の考える社会貢献(Sociality)について、土台となる考え方と、実際に行っている行動、そして今後の活動についてお伝えしたいと思います。私にとって、とても大切なテーマです。


「私でないといけない」より「私がいなくても良い」を目指す

私は障がい福祉施設で9年間(A型継続・自立支援・就労支援・定着支援)勤務をしておりました。良くも悪くも支援員の影響力の強さを感じながら業務に当たっていましたが、「必要でなくなること」を意識したのは定着支援の仕事をした時です。

長い方で、養護学校を卒業した18歳〜大学生生活・就職活動〜社会人になって定着するまでの3年、計7年間を共に過ごしました。

最終出勤日は皆でプリキュアポーズ

社会に出るまで関わってきた彼らは新しい場所で自分の居場所を作ろうとしている。私たちは自然にフェードアウトするように支援の濃淡をつけ、必要でなくなることが真の「自立」につながる。こう考えるようになりました。

活動①学童保育・フリースクール事業で「キッカケ」を

現在、大津市瀬田で学童保育の事業所を2つ運営しています。瀬田は大津市でも子育てしやすい場所として、たくさんの子供がいます(4学区で小学校4つ・4000名以上)
私は、幼少期近所のおばさんとの出会いがキッカケでパティシエを目指すようになりました。学齢期、そんな「キッカケ」となる場所を作りたいと思い、学童を作りました。学童ではジャグリングやダンス・プログラミングや空手などたくさんのキッカケを提供しています。
また、昨年9月からフリースクール事業を始めました。学校に行きづらさを感じる彼らが充電できる場所になればと思い、バッテリールーム「つむぐの家」を運営しています。

初めてのブレイクダンス
フリースクールにプログラムはありません。自分のしたいことを自分で考えて過ごします


私は、学童・フリースクールを利用する彼らを「子ども」だと思って接しません。年齢や背景によって考えていることや大切にしていることは一人一人異なるからです。
「小学1年生だから仕方ないよね」ではなく、「次どうしていくことが自分にとって良いと思えるか?」を話し合いたいのです。導き出された自分なりの答えを、全力で「なるほどね!めっちゃ素敵!」とまるっと受け止めたいのです。
これからもそのスタンスは変わらず対人間として向き合っていきます。



活動②能登半島のボランティアで「不要になるまでの支援」を

5月15日、能登の穴水町に伺い災害ボランティアとして参画しました。4つの拠点を周り、事故リスクの高い傾いたブロック塀を撤去し、搬送するお手伝いをしてきました。能登半島は、地理的特性上支援の手が入りづらい場所で東日本や阪神大震災の時のように東西南北からの支援は難航しています(道路整備が完全でない。実際向かった時も使えたのは往復4車線中、往路1車線のみでした)

小学校のグラウンドは仮設住宅建築のため使えず、小学生は中学生と合体されています。傾いたブロック塀の近くに子供が使うバス停があり、よじ登って遊ぼうとする子がいます。地面は割れてぐらつき、作業していて何度も足を取られました。

子供の通学路の光景
大津市PTAや有志の皆さんと能登半島のポーズ!

親が復旧作業や応援に向かうために子供達が寂しい思いをしている、ということを知りました。次訪問する際にはディアボロやダンス、一緒にお菓子作りをするなど子供と一緒に遊べるものを用意し、伺おうと思っています。必要でなくなるその日まで今後も活動を続けていきます。



今後の活動③社会活躍人材の創出で「活かす」

計画段階ですが、今年度コミュニティカフェをオープンする予定です。ここでは専業主婦から久しぶりに働こうと思っている方、メンタル不調で休んでいたけど職場復帰を考えている方、社会に出る前に準備をしておきたい方を対象に、そのスキルを学べる場所を作りたいと考えています。
私自身、一人親で生活困窮と言われていました。そんな私でもスキルを磨くことで世界が広がり、今では講師・学童運営をしています。

実際に起きている負の連鎖。
どこにテコ入れできるか考えました。

「私を活かすことで、私が必要でなくなり、周りを活かしていくことにつながる」これがわたしにとっての「Sociality」です。

今後も能登への支援活動は継続します。「私の代わりに行ってきて〜!」というそこのアナタ!
喜んで行って参ります♪  ので、下記、応援投票にてよろしくお願いいたします!

今回もお読みいただきありがとうございました♡

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