見出し画像

LITALICOで働く金井さんの人となりとお仕事について

今回は、これまでとは趣向をかえて、私が働いている株式会社LITALICOの社員に対するインタビューを記事にまとめました。インタビューは、オリヒメアイという視線操作PCでFacebookのメッセンジャーを利用して実施しました。

金井さんとのご縁について
金井さんは、現在の事業部に移動する以前、人事担当だったころに私の上司として関わる機会がありました。その当時、自分は業務に対し、あまり視野が広くないタイプでした。そのような私に「仕事は長い目で見て下さい!」というアドバイスを下さいました。そこで普段、金井さんが働くことをどのように考えていらっしゃるのか。をお聞きしたく、インタビューを行いました!

本人からの自己紹介
金井さん、本題に行く前にかるく自己紹介をお願いします

当社に入社し、今年で12年目です。大学で政治を学び、大学院生のときに政治や経済を研究していました。そこで、社会保障などを知っていく中で日本の中にある障害のある方の生きていく社会の問題に関心が強くなり、新卒で当社の社員となりました。そして、入社後LITALICOワークスという就職支援の事業で名古屋と大阪で活動していました。そのあとは人事採用を4年、社長の秘書を1年間し、2020年からLITALICOライフを通じ、親御さんのライフプランを立てたり、 資産形成のサポート等々をしています。

人となりについて
ご自分と友達を比較して不登校になってしまった小中学生の頃は、どのように過ごしていましたか?また、学校や福祉からサービスを受けることは出来ましたか?

小学生のとき、ほかの人との違い(すぐ涙が出たり、感情的になったり)に悩んでいたが、特に支援は受けていませんでした。なので、学校に行けない時期が長かったです。けれども、1つだけ思い出があり、鉄棒の逆上がりの練習を担任の先生が手伝ってくれました。そこで、はじめて「練習したら自分だって出来るんだ!」という小さな自信を持ったことが、自分を信じる第一歩となりました!

入社のきっかけ
どのようなきっかけでLITALICOに入社することになったのですか?

LITALICOのことを知っている人から紹介を受け、当社のことを知りました。その上で、「こんな風に働きたい!こんなことをしたい!」と話をした時に「じゃ、リタリコがいいんじゃない?」と言ってくれたので、そのアドバイスを受け、本社を選びました。

また、最初の自己紹介で少し話したのですが、大学院で社会保障などを知っていき、知り合いから当社のことを聞きました。そして、「LITALICOで働いたとしたら、より、自分の力を発揮できるのではないか。もっともっと社会を良くしていけるのではないか!」と、強く心から真っ直ぐ思い、当社への就職を決めました。

入社してからのお仕事について
金井さんは、LITALICOワークスで、障害のある方の就労の支援をされていました。私の夢は、重度知的障害と言語障害がある方も働ける社会にすることでしたが、 金井さんがLITALICOワークスで業務をしていた頃に、そういった方はいましたか?

重度知的障害や言語障害をお持ちの方がLITALICOワークスに僕が支援してきた範囲では、重度の知的の方はいらっしゃらないけど、障害者雇用ワークでいう重度判定の方はいらっしゃいました。しかし、「知的の障害は重度ではない方は結構多かったかな?」と思っています。

LITALICOワークスの次は、採用に携わっていたとのことですが、採用の仕事 をしていてどういったことに気を付けていて、どういうときにやりがいを感じるのですか?

LITALICOのビジョン、文化、理念、当社が考えていること、なしとげていきたいことなどの意味に共感していただける方が増えていく実感を感じられたときに、喜びを感じていました。もちろん、結果として「この会社でキャリアを育んでいきたい!働きたい!」といった方と具体的に出会うことも「大きなやりがい」と思っていました。

人事担当をされていた頃、私の上司もして下さっていましたが、大変ではありませんでしたか?

仕事は大変なことが多いので、簡単にいかないこともあるので、基本的に大変です。分からないですね、難しいことも多いですね、真美さんの気持ちも分からないですし、何を考えていらっしゃるのかも分からないです。なので、分からないことが仕事だったりもするので、もちろん大変ですね!(笑)と思います(笑)

私の伴走者であったとき、偏見に対するやりとりが多かったと思いますが、金井さんが思う偏見に対しての考え方はありますか?

偏見は、無意識の中にあるもので、先入観だと思ってないからこそ、それが当たり前と捉えるのかと思っています。そして、「受け手としては、違和感を感じたりすることなんだろうな」と思っているので、「持ちたくて持っているわけではないのが先入手の難しいところであろう」と。なので、「難しい社会問題の1つだな」と思っているのが偏見に対する思いです。 

LITALICOライフでのお仕事について
今所属されているLITALICOライフはどういう事業ですか?

発達障害や知的障害のお子さんを育てられている親御さんが様々な葛藤を抱えていらっしゃいます。ですので、その親御さんに対してお子さんとの向き合い方を含めて、「進路をどういう風に描いていくか」とか、「どういう親として準備が出来ることがあるのか」を突き詰めて考えていきます。そして、子供を思う親の気持ちは、様々なものが入り混じって夫婦や祖父と祖母で意見が重なったり、違ったりします。だからこそ、夫婦間での意見の食い違いや創意を含めて一緒に相談しながら、子どもが子どもらしく生きていける環境が家庭の中にあったりもするので、それを良くしていくことを今LITALICOライフでしています。

今のお仕事を通じて学んだことや、得たことはどのようなことがありますか?

「社会の中で親が自然に相談できる先や、子供のことを率直に相談できる先が少ない仕組みになっているのではないか」と思います。そこに、LITALICOライフとしての果たせる役割や、価値があります。

働くことについてどのように考えてるのか
当社以外の組織でしたい仕事はありますか?

「現在は、ないですね〜!(笑)」当社というものが自分のキャリアそのものだったりもするので、そこへの重なり合いが大きいんだろうな!」と思います。なので、「この会社以外の組織で働くイメージがないですね!」

身体が動くまで働きたいですか?

自分が選んでこの仕事をしているということの思える量が多ければ多いほど、そう感じます。「べつに働かされているとか、やらされているとかではなく、自分がここで働きたい!」という気持ちがあるので、働くことを楽しみにしているというのが僕であります!

金井さんにインタビューをしてみて
私は、インタビューをするまで、「重度知的障害のある方にどのように業務を教えていくのか」が分かりませんでした。しかし、この機会を経て、改めて「障害そのものを見るのではなく、個人個人に合わせた対応をしている」ことが分かり、より、LITALICOのことが好きになりました!

また、この企画をした数日前に当社の総会があり、社長(長谷川敦弥さん)から「定年を迎えても働きたい人は働いていいです!」という話がありました。そこで、金井さんに身体が動くまで仕事をしたいか。聞いたところ、即答で「働きたいです!」と話されていたので、「すごいな!」思いました。自分は、まだ、定年したらどうしたいのか。を即答で答えられないので、迷わず「働きたい!」と言える金井さんのことを尊敬しています!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?