見出し画像

職業は違っても、「相手をいい方向に導きたい」という思いは同じ

LITALICOの佐々木真美です。の佐々木真美です。34本目となる記事のテーマは、「私が現在、依頼を受けている次の仕事である社内の仲間が書いた文章を編集する業務と、理学療法士(以下、PTの先生)が患者さんの身体の機能や変形等々を整えることが似ている」と気が付いたことについてです。

自分が今まで公開してきたnoteの2/3くらいは、職場の上司に幅広い読者に思いが伝わるか。などの確認をしていただいていました。また、施設での日常生活ではリハビリを受け、どこの筋肉がコっているのか。などを知る機会があります。そこで、どちらも人を返して正しい方向に案内することから、技術が違っても同じゴールを目指す職人だと思いました。

この記事では、その時そのときの文面に合わせて言葉を選び、読み手が理解しやすくすることと、マッサージやストレッチを提供して痛い個所を和らげるのに共通点を感じたことについて書きます。

私の生い立ちと、初めての業務

これまでの記事にも書いているのですが、私は4歳から17歳まで医療療育センターと支援学校がつながっているところで過ごしていました。

詳しくは、コチラをお読みください。

更に10年が経った頃、仙台市にある重度障害者施設で日々を送りながら、遠隔操作を通じて東京都にある本社に在籍し、働くようになりました。それで、最初の仕事は、発達障害の特性があり、学校の授業を受けることが得意ではないお子さまが社内にある教室で使用する国語の教材を作ることでした。そのとき大切にしていたのは、毎回違う内容にすることや、お子さんたちの年代に合わせた物語を考えることです。

入社2年のとき、仕事の内容が変わる。そこで初めて、自分が書いた文章を投稿してみて

次にお願いされた業務は、会社で運営している発達ナビポータルサイト(以下、発達ナビ)の中にあるコラムの感想書きです。仕事をするはじめに、その当時の担当者から引継ぎの内容を聞いた時は、「感想文って、学校の宿題でもあるまいし...」と思ってしまいました。しかし、コラムを書いて下さった親御さんの気持ちに寄り添い、ほかのユーザさんやライターさんが「読んでみたい!」と思ってくれそうなコメントを投稿しないといけなかったので、イメージしていたよりも難しかったです。

いよいよnoteというサイトを通じ、世の中に公開する

発達ナビで、自分が書いた感想文を読んで下さるお客さんのことを想像して文章を書くことについて学んだ私は、当時の上司の勧めにより、noteに思いを載せるようになりました。そこで、「世間の方々に、もっと福祉を知ってほしい!」といった願いを込め、自分の身の周りに関わることを記事にしてきました。よって、意識して書いてきたことは、(※1)ヘッドポインターや(※2)PECYARAなどの福祉用具を使って生活していることと、障害に対するマイナスな思いからプラスな考え方に変わっていったことです!

(※1)ヘッドポインターとは
工事現場などで使用されているヘルメットの前側に棒が付いている帽子です。主に、手の不自由な人が利用しています。

(※2)PECYARAとは
五十音が書いてあるボードを指で押すと、その五十音を喋ってくれる福祉機器です。私を含む、言語障害の方の意思を伝えてくれます。

1本1本の記事を確認していただくことと、コっている箇所を確認してもらうことが似ていると思った

先ほども書いたのですが、これまで発信してきた記事の2/3は上司に確認や編集をしていただいていました。けれども、noteを書き始めた頃は、読み手に内容が全部伝わるように直してもらっていたのにも拘わらず、「悔しい!」という感情しかありませんでした。でも、回数を重ねていく度に、なぜ直されてしまったのか。を考え、「なるほど!そうですね、ありがとうございます!」といった学んで感謝をする気持ちに変わっていきました!


その一方、施設でのリハビリを通じ、自分の身体のコっているところや、痛い個所をほぐしてもらう機会があります。そのときに、何をして痛くなったのか。なぜ筋肉が硬くなるのか。をPTの先生に教えてもらい、なるべく痛みが出ないように労わったり、訓練を受けてきました。そこで、だんだん「記事を公開するときに伝わり難い文章を編集していただくことと、体の負担を軽くしてもらうことが似ている」と思うようになりました。

働くためには、障害がありなしに関わらず、勉強をする時期がある

私は、今年の2月まで、「執筆の仕事をしながら言葉を調べたり、学習するのは自分だけかな?」といった偏見を持っていました。しかし、今年度まで担当をして下さったPTの先生が入社した年と私がLITALICOに入社した年が同じだったことから、リハビリに興味がわき、ネットで「理学療法士とは?」を調べたのです。すると、国家試験などの試験から利用者とのコミュニケーションの取り方まで学ぶことが分かり、想像以上に勉強をされていたことを知りました。それで、そのことがきっかけとなり、「どんな職業にも学習をする期間があるのだな!」と思い、学んで働くことは自分だけではないことに気が付きました!

どのような編集者になりたいか。そして、これからも働き手として成長したい!

記事の冒頭にも書いたのですが、私は新年度から社内の方が書いた記事の言葉や漢字を直す仕事にもチャレンジします。そのときに、今まで上司にしていただいたように、相手の立場も考えて自分の提案を押し付けるのではなく、相談しながら1つの記事を作っていきたいです!


それから、私自身も、これまでのような捉え方ではなく、プラスな考え方でスキルアップし、文章を通じて色々な人の補助ができる働き手になりたいです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?