見出し画像

使い古した記憶をなんども反芻する癖

これねえ…

多くの人がやってるんじゃないかと思う。

めっちゃ昔の記憶を引っ張り出してきて、やられたこと、言われたこと、そのとき感じた(と思ってる)ことをなんどもなんども思い返して、なんなら口に出してみて再現すること。あなたはああだった、あたしはこう言われた、あのときはこうされた、だからこうなんだ、なんて。

わたしはこれが得意でして…めっちゃやりがちで。娘にも夫にもよく覚えてるな!と言われながら20数年前の記憶をいつまでもいつまでもしつこく語って。あの、牛さんがいつまでも草を食んでいるようなイメージ。なかには素敵な記憶もあるけれど、傷ついた記憶、悲しかった記憶の方が圧倒的多数。

エニアグラムを診断したときも、過去の記憶を反芻することに喜びを感じる…というような解説があったので、それがじぶんの質で、しゃあないと思っていた。

けれど、いきなり今日思ったんだ。

なぜ嫌な記憶を何回も呼び出して味わっているのだろう。まいにちしあわせでいたいはずなのに、なぜ自らしあわせでないと感じた瞬間を呼び出そうとするのだろう。まるで消さないように、刻印するみたいに。

やめればいいのに、そうできなかった。かなしくてつらくて悔しいと感じたじぶんはそこにいたのだろう。まだ成仏できてないんだろう。恨み言をいいたいんだろう。そうではない現実をのぞんでいたんだろう。そんなじぶんを、みつめてみる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?