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自分の真実にふれたとき、人は泣く

「人は」と言うより「わたしは」かもしれませんが、この週末はまた泣いた。そして素直になれた自分におめでとうと言いたい。自分から何かを「欲しい」と言うことはほとんどなかったから。

自分の中にもともとあって、ほんとうだと知っていたもの。でも忘れていたもの。それを思い出させてくれるものに触れたとき。新しい世界がはじまる。

それは感覚。自分だけには真実だと信じられる感覚。

ふしぎと、ただ涙があふれる。じぶんの深いところからすごいスピードで何かがやってくる。そのとき世界がくるっと裏返り、同じ場所にいながら新しいところに立っているじぶんに気づく。

可能性であり、未来のような、次の場所が見える。またひとつ安心して、まとっていた衣を脱ぐ。どんどんもとに戻っていく。それでも大丈夫だと知っていく。いつでも、何も持っていなくても、何も信じられなくても、そのままで良いのだと。

ほんとうに素直に、放つことができた。驚くほど無邪気に、安心して伝えられた。

意図は、ない。その意味では表現の場でのパイプ、管の感覚に近いかもしれない。意図があるとするなら、ただ自然であること。自然に流れるさまを、ゆるすこと。

新しい世界。新しい感覚。こころゆくまで、いま感じている。

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