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7月noteチャレンジ「夏休みの思い出とこの夏にしたいこと」

京都在住エッセイスト・ライターの江角悠子さんが主催しているオンラインサロン「‎京都くらしの編集室」では、7月から毎月テーマを決めて、メンバーがそれぞれnoteを更新するという企画「noteチャレンジ」が始まりました。

今月のテーマは
・夏休みの思い出
・この夏にしたいこと
です。

ということで、さっそく。


「夏休みの思い出」不動の一位

「夏休みの思い出」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、小学生の頃に過ごした祖父母の家です。

小学5年生の時に母が入院することになり、私と弟は夏休みの間、実家から片道2時間ほどの兵庫の祖父母の家に預けられることになったのです。

母のことは心配でしたが、私も弟も夏休みをものすごく謳歌していました。

というのも、祖父母の家は『となりのトトロ』のような田舎だったからです。

▲手前が祖父母の畑

周りは見渡す限りは畑や田んぼが広がり、とても静かでのどかな場所で、朝はカエルの鳴き声で毎日起きていました。

祖父母の家や庭は走り回れるくらい広く、土間や作業場はそれぞれ約30坪もあり、かくれんぼをしたら永遠に見つけられない。

▲裏庭。柿の木もあり、秋は柿狩りをしていました

畑ではたくさんの野菜を育てていたので、おなかが空いたら畑に行き、サツキとメイのようにトマトやキュウリをかじっていました。

夕方、涼しくなった頃に、川で冷やしたスイカを縁側で食べる時間が特に好きだったなぁ。

▲祖父母の畑で採れたての野菜のおいしいさを知りました

自然ももちろん遊び場で、川に行って魚やカニを獲ったり、山で探検したり(よく遭難しなかった…)、木登りをしたりと、かなりおてんばでした。

親と離れて自然の中で過ごし、精神的にも強くなれたと思います。

不動の一位の理由


夏生まれで夏好きということもあり、毎年夏を楽しんでいるのですが、それでも一番の思い出だと言えるのは、スタジオジブリの映画『おもひでぽろぽろ』が影響しています。

『おもひでぽろぽろ』は、子供の頃に田舎がないことで寂しい思いをした東京在住の会社員の女性が、休暇を取って農家を営む義兄がいる山形で過ごす、というお話しです。

▲HPより画像お借りしました

確か中学生か高校生の時に初めて見たのですが、会社を休んでまで田舎に行って、農業を手伝うというほど田舎に憧れている人がいる、ということに驚きました。

私にとって田舎があるということ、農作業を手伝うというのは当たり前のことだったので…

と同時に、私が過ごしたあの夏休みは、とてつもなく貴重な体験だったと気付けました。

▲いつも寝ていた奥の部屋。この部屋から畑や山を眺めるのが好きで、よく縁側に座っていました

祖父母は亡くなり、家も売却してしまい、同じような経験がしたいと思ってももう二度とできません。

毎年夏が来ると、懐かしい気持ちと、もう戻ることはできないという寂しい気持ちが織り交じり、なおのこと記憶に残っているのだと思います。

この夏にしたいこと


もう一つのお題「この夏にしたいこと」は、思いっきり楽しみたい!です。

何をするにも仕事や用事が頭にあり、ちゃんと楽しめていないので、この夏は子どもの頃を思い出して楽しみたいなと思っています。

まずはパソコンやスマホを触る時間を減らそう。


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