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雪印北海道バタープリンを食べて

母が買っておいてくれた雪印北海道バタープリン。
食べよう食べようと思っていたが、なんやかんやで一週間以上寝かしておくことになった。

待ちに待ったバタープリン。

蓋を開けると鼻に強いバターの香りが飛び込んでくる。
バター。まさしくバターの香りだった。

しかも香りがたつ溶かしバターの香りだ。
トーストや熱々のパウンドケーキに乗せたくなる香り。
間違ってもプリンから漂う香りではない。

しかしその香りはひんやり冷やされた薄黄色のプリンから発せられている。
脳が混乱する。

恐る恐る一口。
バター!
これはバターである!
間違いなくとろけたバター!
何なら通常のバターよりもしっかりと香るバターの中のバターだ。

にも関わらず口にはひんやりとした滑らかなプリン。

脳が 混乱する!!

パッケージには「北海道産バター 2%使用」とある。

嘘でしょ、半分くらいはバターでしょ。
何なら8割バターでしょ。
むしろバター。
私はバターを食べている。

味はバター……ではなく、おそらくプリンのものだと思うのだが、あまりにも香りの印象が強すぎて「口溶け滑らかなひんやりバターを食べた」という印象しか残っていない。

人間は香りで味を認識している、ということを改めて実感した。

心持ち胃もたれしたような気がするが、プリンで胃もたれするほど私の胃は弱くない。と思う。
おそらく香りで胃もたれを起こしたのだろう。
弱いことには変わりない。

だが……もっと、食べたい。

明日にでもスーパーに駆け込んでこのプリンを買い求めたい。

甘くて口溶け滑らかなバターを存分に食べられるという背徳感。
これは他のものでは味わえない体験だと思う。

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