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【ファッションに正解はない】という話

みんな違ってみんないい


「ファッションに正解はない」

この言葉、言われてみれば当たり前だけど、分かるまでに時間がかかりました。全然納得できなかった。
だって、私がコーディネートすると、家族や友人から「その組み合わせはないでしょ」とか「バランスが微妙」とか言われたから。

「トップスが大きめの場合は、ボトムスはコンパクトに」「首元があいた服にはネックレスを着けた方がいい」「靴と鞄の色は揃えたほうがいい」「高身長の人はロング丈で目線を下に」「低身長の人はミニ丈で目線を上に」

ファッション誌で幾度となく目にしてきました。

今ならわかるけれど、提唱されているこういうことは「こうすると合わせやすいよ」と基本的な話をしてくれているわけで、破ってはいけない掟ではないんだよなあ。
自問自答を始めて特にアウトプットをするようになってから、しみじみそう思うようになりました。


私はふわーっとした生地感たっぷりのワンピースが好きです。大体ナチュラル系(リンネル系?)のブランドからでてますが、全身をそのテイストでコーディネートともっさりする。
ブランドのルックとか店員さんはかわいいのに…
そのブランドの正統派を極めてる人からすれば邪道なのかもしれないけど、私は小物は違うテイストにしてます。

私の見た目にも心にもそれが合う!だからそれでよし。


[服装への考え方の違いで驚いたエピソード]

私はインナー(下着類)は服に響かないように選んでます。
それが当たり前だと思っていたけど、そうではない人もいる。

何度か会ったことがある友達の友達と、飲み会で服やインナーについて話をする機会がありました。

私が「暑い時期はシームレスのインナーで、黒かベージュ。インナーがチラ見えしそうなトップスで、黒い色が服に透けてほしくないときは白」という話をしたら驚かれました。
その人の主張はこうでした。「多少服に響いても、美しい下着を身に着ける人がおしゃれ。どれだけ服がハイセンスでも、シンプルな下着だとおしゃれとは思えない」

そういう考え方があるんだーーー!

カルチャーショックでした。

白いスカートの時はどうするのかきいてみたら、「白スカートなら中にショートパンツを履く」との返答でした。
「ペチコートとかは?ショートパンツだと、テロンとしたスカートからはラインが丸見えでは?」と質問すると、「ペチコートも履かない。そもそもベージュのインナーが無理。ショートパンツのラインが見えても気にしない」とのこと。

なるほど。

目からウロコ。

そもそも家族が「下着は服に合わせて選ぶもの」という考え方で、周りの友人もそのタイプでした。
違う考えがあるとか想像したこともなかった。
本当に人それぞれなんだなあ、としみじみ思いました。

実はこの人に会った時にブラのレースがそこそこ透けてたので、コソッと「透けてるよ」と伝えたことで、こんな話の展開になりました。その人からしたら許容範囲だったようです。

今考えると間接的に私の服装をディスられてますが、私もその人のこだわりに気づかずに指摘してしまった。大きなお世話だったみたい…


この話を別の友人にしたところ、こんな会話になりました。
「指摘されて恥ずかしかったから誤魔化したんじゃない?」
「うーん。でも、その次に飲み会で会った時も透けてた」
「へー、それなら本当っぽいね」



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