イヤホンズ

記事を書くきっかけ

来年の4周年記念ライブが楽しみなので
自分のメモも兼ねて
ここに記しておきます。

ユニット誕生の経緯

イヤホンズは作品『それが声優!』から
生まれたユニットです。
正確に言えば、
作品が進む中で登場するユニット。

元々はあさのますみ先生
(浅野真澄さん)が原作を担当し、
作画を『ハヤテのごとく!』等で
お馴染みの畑健次郎先生が
担当する漫画です。
新人声優3人の日々を辿りながら
実際に浅野さんが経験したことを
織り交ぜた声優業界あるあるを
基にしたコメディー漫画です。
ジャンルで言えば
職業ものコメディーでしょうか。

それがアニメ化されるに当たって
メインキャラそれぞれに
声優さんが付き
アニメのOP・EDを
担当するにあたって結成されました。

ちなみに2015年6月18日デビュー。
1stシングルはED「耳の中へ
上記PVはOP「それが声優!」です。
2ndシングルですね。

「アニメユニット」からの脱却

アニメ化をきっかけにユニットが
誕生することはよくあります。

例えば『ごちうさ』のチマメ隊や
『がっこうぐらし!』の
学園生活部みたいな。

しかし、きっかけが
アニメ放送だった以上
アニメの放送終了に伴って
自然と活動を終了することが
とても多いです。

一方で、イヤホンズは
「アニメユニット」から脱却しています。
ここで注意していただきたいのは
ここで述べている
「アニメユニット」からの脱却とは
アニメを捨てるという意味ではなく
アニメ作品の
「枠組みからの脱却」という
イメージで捉えてください。

3rdシングル「光の先へ」は
『それが声優!』最終話の
EDだったこともあり
アニメが放送されていた時期の
2015年9月30日に
リリースされました。

そして4thシングル
予め失われた僕らのバラッド」から
歌声に大きな変化が見られます。
ちなみにこのシングルは
2016年10月5日発売。

聴いていただければ
歌声の違いは歴然かと。

1年という決して短くない期間を経て
一ノ瀬双葉から高橋李依さんへ
萌咲いちごから長久友紀さんへ
小花鈴から高野麻里佳さんへ

はっきりとバトンが渡されています。

ここで読んでいただきたいのが
こちらの記事。

今年リリースされた
「チュラタ チュラハ」
リリース記念の
ナタリーさんの
インタビュー記事です。
解散するかのかしないのか。
やはり話題として挙がっていたんですね。
ポイントとしては
・1クールで終わると思っていた
・3周年の時期に終わると思っていた
というところです。
1点目の1クールというのは
まさに「光の先へ」がリリース
された時期ですね。

これまでイヤホンズは
2枚のアルバムを出しています。
1枚目は2015年11月21日発売の
「MIRACLE MYSTERY TOUR」で
2枚目は2018年3月14日発売の
「Some Dreams」です。

発売時期でわかる通り
1枚目は作品内ユニットとしての集大成で
2枚目は作品外ユニットと称しても
差し支えないでしょう。

例えばこちらの楽曲。
「あたしのなかのものがたり」
3人というユニット構成を活かして
高野さんは「現在」の時間軸。
高橋さんは「未来(自由)」の時間軸。
長久さんは「未来(堅実)」の時間軸。
と登場人物を分けた上で
音の聴こえ方も
高野さん=左右(迷っている)
高橋さん=分かれ道の先、左
長久さん=分かれ道の先、右
と、分けられています。

言葉だけじゃ物足りないので
実際にLyric Videoがありますので
見てみてください。

※イヤホンかヘッドホン推奨です

2ndアルバム「Some Dreams」には
こうしてコンセプトを突き詰めた楽曲が
12曲収録されています。

そして3周年ライブは
このアルバムのリリース後。
まさに解散するなら
うってつけの時期
だったかもしれません。

それだけ「Some Dreams」に
収録されている楽曲たちの
クオリティはとんでもなかったです。

イヤホンズの活動って

イヤホンズというユニットの成立は
アニメのキャストとして
合格したことがきっかけでした。

ただし3人は
『それが声優!』とは関係なく
それぞれで既に事務所に
所属していました。
その点はやはり
「アニメ内ユニット」らしい
特徴なのかなと思います。

あくまでそれぞれの
個人の声優活動があった上での
「イヤホンズ」なんです。

しかも、2016年後半からの
イヤホンズはキャラクターとしての
「イヤホンズ」から独立し、
楽曲の中で様々な登場人物を
演じることが楽曲の
コンセプトの要になりました。

つまりここで、声優活動が目に見えて
ユニット活動に還元される
形ができあがっていたんです。

その集大成こそが先程も述べた
「Some Dreams」というアルバムであり
PVも作られた「新次元航路」でした。

1つの楽曲の中で同じメロディーが
繰り返されることが無く
さらに16ものキャラクターの歌声が
登場する、まさに「歌劇」です。

2018年の年末には
サンリオピューロランドで
クリスマスイベントをやって
クリスマスソング
「わがままなアレゴリー」を
配信限定で出したり
(その後下のシングルに収録)

2019年には流行りの
ASMRを取り入れた
「チュラタ チュラハ」も
リリースしてくれました。

もちろん今後は
解散という道も残されていますが
解散したところでメリットがない
というのが個人的な意見です。

だって声優活動の
妨げになることなく
声優活動を還元できる場所
として機能しているのだから。

今後も声優活動で
身につけた表現を還元して
発表する場所のひとつとして
イヤホンズが続くことを
祈っています。

台風上陸の影響によって
2019年に予定されていた4周年ライブは
2020年2月29日に延期されました。

4年に1度しかない閏日に
4周年ライブを見れる。
とても特別な日になりそうです。

きっとその日が
幸せに満ち溢れた
1日になりますように。

興味を持ってくださった方は
ぜひYouTubeやSpotifyで
ライブ映像やMV、CD音源を
見て、聴いてみてください!

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