アイドルのシングル選抜は必須ではない~コーヒーとアイドルと福祉論3
昨日、SKE48の33枚目の最新シングル「告白心拍数」と選抜メンバーが発表されました。
私の推しである上村亜柚香さんは選抜に入っていませんでしたので個人的にはとても残念でした。
もちろん、シングル選抜になれば選抜外のメンバーと比べて多めにメディアに出してもらえます。
そもそも、どうすればシングル選抜になれるか。SKE48に関してはほぼ全て売り上げ順で決まっているという事です。つまりファンが多い順にシングル選抜に選ばれる、売り上げ至上主義という日本社会の仕組みそのままであるということです。選抜メンバーはSKE48のコアターゲット層に上手くハマっていると言えます。
それでは、シングル選抜に選ばれなかったメンバーにはチャンスないのでしょうか?
まずは私の神推し上村亜柚香さん。今年1月に雑誌BUBKAにて始めてのグラビアが掲載されました。個人的には13歳の頃から注目していたので、20歳からの展開には感慨深いものがあります。さらに、来年2月にはかつて映画化もされた「パコと魔法の絵本」の舞台に主役のパコ役に起用され、先日始動したそうです。
シングル選抜ではないのになぜここまで活躍の場を広げることが出来ているのでしょうか?
それは、上村さんが11歳でSKE48に加入した事に大きな要因がありそうです。学年で言うところの小6ですね。48グループにおいて小6で加入するのは珍しいことではないのですが、そもそも姉妹グループの元祖AKB48はキャバクラ業界にかかわっていた方が支配人だった事もあり、いわゆる疑似恋愛要素の強いアイドルでした。恋愛禁止の条項が代表例ですね。
そういう雰囲気ですので、小6のメンバーには思うようにファンがついてこないのが実情でした。
松井珠理奈さんのようにエース級の逸材として育成路線に乗ればよいのですがそうでなければ割と高校卒業あたりまで苦戦するのが大半のようです。
それでも一定のファンがついているのは、疑似恋愛とはまた違う路線の「〇〇ちゃんはワシが育てた」系ファンだからです。
世間的に見れば父親目線に近いかもしれませんが、私はコーチみたいな感じかなとも思います。
時々握手会や劇場公演で上村亜柚香ファン同士出会う事があります。でも大半の人たちはあまり恋愛対象として見てなくて、支えたいとか尊いといった目線でみてるように思います。私もほとんどそっちだと自覚しています。
なので、シングル選抜でなくてもコアな、いわゆる濃いファンがついているからこそSNSで拡散したり、舞台関係者に見つかり仕事につながったりするのでしょう。
そういうコアなファンを獲得している例といえば、上村さんと同じチームに所属している中坂美祐さんです。鯱もなかが大好物として知られ、その伝手で鯱もなかがスポンサーになったラジオ番組のパーソナリティに起用されました。また、名古屋圏のアパレル店あかのれんイメージキャラクターとしても活躍しています。外仕事の頻度としてはシングル選抜のメンバーより多いことになります。
人によっては「SKE48は売り上げに忠実すぎて抜擢人事がなくてつまらん」と言われます。しかし、選抜かそうでないかに関係なく外仕事ではこうした抜擢もあったりもします。いわゆる握手会の売り上げについては、SKE48のコアターゲットと言われる40代以上の男性にハマったメンバーが選ばれているという印象ですが、別の世代や性別に向けたビジネスに関してはむしろ選抜じゃないメンバーがハマる事も十分にあります。
SKEの運営は選抜に関係なくメンバーの個性を引き出して積極的に外仕事につなげているのではないでしょうか。まだまだ見つかっていないメンバーが山ほどいるのでもっと頑張っていただきたいところですが???
追伸:SKE48卒業生の神推し枠である後藤理沙子さんとのオンライントークで「頑張ってるから幸運が訪れるんだよ。あとはDD癖を何とかして」と言われました。反省します。
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