お灸

8年くらい前、せんねん灸がお灸講座を開催していると流通新聞で知り参加した。
銀座のせんねん灸ショールームの一角で、男性鍼灸師さんがひとり、確か定員6名(2名3組)。なんとも贅沢な時間だった。しかも無料。

前半はお灸の歴史や、扱い方、コツや注意点について。後半は講座のテーマに沿って実際にお灸を自分で据えていく流れ。
この日のテーマは女性特有の諸症状のケアだった。

ちなみに講座申し込み時、事前に膝から下が素足になれる服装を指定されていた。
なんでも、膝から下だけでも十分に全身のケアは可能だそうで、当日は膝から下のつぼについて解説してくれた。

足三里や、三陰交の探し方から入り、ここかな?という場所を見つけたら、水性ペンでちょんと肌に印をつけ、お灸に火を付けてお灸を据える。
燃え尽きる前にピリピリと感じてきたらすぐ外す。感じなければもう一度追加で据える。

あれから8年経つけれど、フリクションペンでつぼに印を付けるのは未だにやっていて、すぐ見つかる探しやすいつぼもあれば、未だに分からないつぼもある。

講座では参加者個々の悩み別にオススメのツボを教えてもらい、お灸をしてみる時間もあった。
寝違えのツボというのもあるときいて、ちょうど寝違えていた私は早速実践。
ものの5分10分でなんと首が回るようになった。痛みが3分の一くらいまで小さくなった。

以前、腰痛で整骨院に行き矯正器具でガタガタやって貰ったら、かえってへんな風に痛くなったことがあった。
上手なマッサージ師さんを探すのは手間もお金もかかって大変。でもこれなら身体を無理やりいじらないしいいなと思った。

その鍼灸師さんがいうには、寝違えは季節の変わり目の、冬から春へ、夏から秋へといった気温差が大きくなる季節になるらしい。

確かにその時期は、秋口でした。
それ以来、季節の入り口は気をつけるようになりました。

基本的に、舞台や映画のパンフレット、グッズの類に興味を示さない私が、その時の驚きと感動でお灸が大好きになってしまい、
全身のつぼを図解しているつぼBOOKとお灸セットを購入して、ウキウキと帰途につきました。







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