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痔の名医はどこにいる?探し方のまとめ

慢性裂肛、痔瘻、肛門周囲膿瘍などお尻の病気はやっかいです。

生きていくためには、排便は毎日しないといけませんし、排便時の痛みが毎日襲ってくるのは苦痛ですよね。生活の質も下がりますし、この状況が一生続くと思うと気が気でない人も多いと思います。

痔の7割は軟膏などの保存治療で完治するといいますが、中には、痔瘻に悪化したり、慢性裂肛になったりと苦しい思いをする人もいます。

また、痔の手術に失敗して何回・何十回と手術し直す人もいるので、そうならないためにも名医に見てもらうのが良いですね。

痔の名医はいるのか?

調べたところ、肛門科というのはとても少なく『日本専門医制評価・認定機構』によると肛門領域の先生はなんと250人(2017年度)しかいません。

痔の名医と言われた岩垂先生のサイトでも一般的に痔の診察や手術をする先生は、90%が補助的に行っていると書いてあります。

厚生労働省の統計によると肛門診療をしている先生は、全国の病院で1687名、診療所では2814名で、4501名となってます。大変多いように感じますが、この肛門診療に関わる先生の内、肛門診療を主に診療している先生は、2014年で、病院で164名、診療所で268名、計、432名しか存在していないのです。つまり肛門診療に関わる医師のうち、病院の先生の10%、診療所の先生の10%が、肛門診療をメインとする医師ですが、残りの90%は、補助的に肛門診療を行っているにすぎない、専門でもないが肛門診療もする先生ということになります。https://www.iwadare.jp/G-WEB/3-8.html

痔の名医である岩垂先生曰く、日本臨床肛門病学会が認定する専門の医師を探すのが良いとされています。

下記を見ると、痔を専門とする医師を探そうというメニューがあるので、そこで技能指導医(技能を指導する立場の医師)の先生がいるクリニック・病院を選ぶのが良いです。

痔を専門とする病院を探そうというメニューからは病院での検索もできます。

余裕があれば、Googleマップの口コミも参考にしたほうが良いです。Googleマップの口コミは実際に診療してもらったリアルな口コミなので参考になります。ただ、受付の態度が悪いなど診療とは関係ないお怒りの口コミも多いです。(病院は受付の態度が悪いと信頼できなくなるので仕方ないです)

右にある赤いピンをクリックするとGoogleマップに行けて口コミを見れますので。

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痔を肛門科の専門医に見てもらうときの注意点

肛門科を専門とする先生はとても数が少ないので必然的に予約がとりずらくなります。

人気の先生だと診察は数カ月先、手術は3ヶ月から半年待ちという場合もわりとあります。私が調べた限り、肛門科で口コミが良いところはほぼこの状態なので緊急性を要するときは難しいです。

痔の名医には、自由診療と保険診療の先生がいる

例えば、痔のドクターKと呼ばれる銀座の岩垂先生自由診療で健康保険が使えません。通常、日帰りの痔の手術は保険を使って3万前後ですが、自由診療の場合は、日帰りで30万から50万かかります。

また、大阪に佐々木巌さん・みのりさんというご夫妻で痔の診療所をやってる先生がいますが、こちらも人気ですが自由診療です。

初診だけでも1万~3万かかりますし、薬も保険適用外なので高くなります。

ちなみに、佐々木巌さんは、岩垂先生が昔いた社会保険中央総合病院(現 東京山手メディカルセンター)の大腸肛門病センターに勤務していて、痔の名医といわれる隅越幸男先生、岩垂純一先生、佐原力三郎先生の下で3年間勤務、研修したということで岩垂先生のお弟子さんでもありますね。

岩垂先生は2021年で75歳なので、いつまで現役でいらっしゃるかわからないので、ひどい痔なら早めに見てもらって手術してもらったほうがと思います。困る方はたくさんいると思うので少しでも長く元気に現役でいてほしいですが・・・。

痔の手術は、日帰りと入院どっちがいいか?

痔の手術は激痛を伴うことが多いです。手術中だけでなく、手術後にも激痛なのでなるべく痛みが少ない病院やクリニックは必須です。

特に痛いのが、腰椎麻酔で激痛です。全身麻酔してくれればいいですが、病院で足を抑えられて麻酔されて激痛みたいな体験談もありました。しかも入院すると尿のカテーテルを入れなきゃいけなくてそれも激痛になります。

穴が沢山ある複雑痔瘻だと入院しないといけませんが、最近は、痔の日帰り手術も増えてきましたし、通常の皮下の1型痔瘻や2型痔瘻であれば日帰りでも問題ありません。

日帰りの痔の手術は、岩垂先生のところの日帰り痔手術の体験談はわりとあるので、一度見てみると良いと思います。


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