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家制度
戦後,日本国憲法の制定に基づき,民法の大改正を通じて,家制度が廃止され,家督相続も廃止されたにもかかわらず,今なお,少なからぬ家庭で,男性優先(男尊女卑)・年長者優先の礼儀作法が躾として実施されている。
上記を踏まえても分かるように、日本社会はまだまだこういった意識が高い。
このことを意識したのは、日常生活で特に主婦の方と話すかつ、彼女等の夫が、社会的地位の高い職業についている場合、彼女等はごく当たり前のように「主人」と呼ぶ。
そこに、私は、圧倒的な違和感と、居心地の悪さを感じる。
彼女等と話をすると、二言目には「主人に確認する」、「主人がこう言ってるから、こうした」と、述べる。
彼女等にとって、結婚相手は、パートナーではなくて、主君のようだ。実際、よくよく話しを聞くと、日常の大きな決定権は全て「主人」にあるとのことだ。
これは、私にはかなりの衝撃的な出来事であり、彼女達は、自分の子ども達に、結婚する時に何て、アドバイスするのか?と、思ってしまった。
当たり前のように、「主人」呼びを、継承させるのだろうか…?
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