ママ薬剤師のストーリーvol.4 ゆーさん

はじめまして！薬剤師ゆーです。

小学生男子2人の母で、趣味はクロスバイクとジョギング。友人とサイクリングに出かけたり、子供たちと海・山・川にでかけたり、アクティブに遊ぶことが好きです。よろしくお願いします！

今の働き方、過ごし方

大学院卒業後、研究者としてメーカー勤務をしていましたが、結婚して遠方へ引っ越すのをきっかけに退職。薬剤師として調剤薬局で働くようになりました。
現在は、パート薬剤師として調剤薬局に勤めながら、自分の学びや思いを発信するInstagramアカウントを運営したり、薬剤師の魅力を伝える絵本プロジェクトに参加したりと、興味のあることにどんどん取り組んでいます。このような活動を通して、薬剤師の楽しさ、薬剤師が存在する価値を世の中に広めたいと思っています。
また、勤務先でも公式Instagramアカウントの運営や、学生や新人薬剤師向けに投薬のデモンストレーションを行うなど、薬剤師業務以外の仕事も受け持っています。

大変だった経験

仕事もプライベートも楽しんでいる私ですが、人生の転機は2回ありました。
1つ目は、研究職を諦めたことです。小さな頃から研究者に憧れ、ようやく実現した研究職でしたが挫折しました。激務でしたし、成果が見えない仕事に達成感を感じることができなかったです。給料をもらっても「社会や会社に貢献できてない…」と複雑な心境になることも。研究は数年単位で成果を出すものなので、成果が見えにくいのは当たり前なのですが、成果がないのにお金をもらうことに強烈な違和感を感じたのです。
なので、「もう研究職はやりたくない！」という逃げの気持ちで薬剤師に転職したのでした。夢も希望もなくはじめた薬剤師でしたが、親身に相談に乗れば患者様に「ありがとう」と言われ、気難しい患者様もだんだん頼りにしてくれるようになる。そんな、患者様と心を通わせることにやりがいを感じるようになりました。今も私は、薬剤師の仕事が好きで誇りを持っていますし、研究職から転職して良かったと思ってます。

2つ目は、育児と仕事の両立で無理をしてパニック発作を起こしたことです。出産後、ワーママだからこそ仕事も子育ても手抜きしたくない！という思いから仕事も育児も全力投球していたのですが、夫の長期出張と仕事の繁忙期が重なった時にあまりにもハードすぎてパニック発作を起こしてしまったのです。今思えば、一人で抱え込みすぎてキャパオーバーだったんですね。
パニック発作をきっかけに、心のあり方を心理学や仏教の本、カウンセリング、ヨガなどから学ぶようになりました。そのなかで「母であれば子供を最優先すべき」「仕事は全力で取り組むべき」といった「〜べき思考」が少しずつ取れてイライラすることが減り、夫や周囲の人を頼れるようになりました。また、自分が楽しんで暮らせるようにやりたいことをやろう！と思えるようになりました。
趣味としてジョギングを始めたり、興味のあった保育園役員に立候補してみたり、Instagramアカウントで薬剤師として発信したり…ここから、人間関係や活動範囲が広がりました。この苦しかった時期があったからこそ今があると思います。
ママなのに自由にして大丈夫なの？と思う方もいるかもしれないですが、家族との関係は、今の方が良好だったりしますよ。

将来やりたいこと

私は、パニック発作の経験を経て、心のあり方が健康に直結すると実感しました。みなさまも分かると思いますが、患者様の中には心の落ち込みや思考の偏りのせいで、病気が悪化して、そのためさらに気持ちが落ち込んで…と悪循環になっている方もいらっしゃいます。
だから、私は、単に薬の説明をするだけでなく、患者様の心に寄り添って元気を与える薬剤師になりたいと思っています。そのためにも、心理学、認知行動療法、サプリメント、栄養などセルフケアに必要な知識をどんどん学んでいきたいです。
また、未病の段階で体と心のケアができるように、健康講座を開くようなこともチャレンジできたら楽しいなと思っています。

薬剤師だったから良かったこと

やはり資格があるということは強みですよね。以前ほど売り手市場ではないとしても、普通のママと比べたら仕事も収入も保証されています。薬剤師という資格が保険になってくれるから、やりたいことにチャレンジしやすいです。
それと、薬剤師の肩書きは、健康についての知識が豊富、健康への意識が高いと印象づけてくれます。薬剤師だから、発信する情報を信頼してくれる。その分、正しい情報を学ぶことも大切にしています。資格を活かして健康や美容の分野で活躍することも可能ですよね。
薬剤師だからこそ、失敗しても大丈夫！どんな分野でも、あなたのやってみたいことに挑戦してみましょう。

薬剤師ゆーのInstagramアカウント
https://instagram.com/yu_pharmacist/

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ママ薬剤師のストーリーを最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
「薬剤師に素敵な人生を送ってほしい！」その思いからはじめたアスアスですが、転職支援から日常のご相談までいろいろなお悩みを解決してきました。
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