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石田ショーキチ、そのサウンドとマインド。

おはようございます。
フジイ サダモリです。

昨日書いた車谷さんの記事が
多くの人に読んでいただけたようで
本当に、嬉しい限りです。

Twitterで素敵な感想をくれた
hayashiさん、ありがとうございます。

車谷さんがAIR当時、やっていたラジオは
fm-Yokohamaの『サブストリーム』という番組で
深夜2時とか3時からの30分番組だったと
思います。

で、その番組の別の曜日で
スパイラルライフ時代の相方である、
石田ショーキチさんもroundtableと一緒に
パーソナリティを務めていたんですよね。

さらに石田さんは、NHKFMの
『ミュージックパイロット』という番組も
担当していて、その中の
今週のビートルズ、というコーナーが
僕は大好きでした。

スパイラルライフのファンの方なら
覚えてらっしゃる方も多いかと思うのですが、
この車谷さんと石田さん。
それぞれのラジオの同じ週に
同じ曲をかけることがたまにありました。
ホント、そんな時はめっちゃ興奮しましたね。

(ちなみに、
お二人がよく同時にかけていたのは
The La’sの『There she goes』。)

僕は石田さんにはお会いしたことがないのですが、
リクエストのハガキを読まれた事は何度かあります。

中でも印象深いのは98年の『ミュージックパイロット』
ですね。

当時石田さんはScudelia Electroの
2ndアルバム『Wine,chicken&music』をリリースした後で、
そこに収録されている『It’ll be nice』のメロディーが
誰かの曲に似ている、という指摘に
頭を悩ませていて、その心情をラジオ放送でも
吐露していました。

『音楽なんて、ド から シ まで7つの音しかないのに
全く誰とも被らないで、綺麗なメロディーを書くなんて
不可能です。』
と言っていて『ホームページに論文でも書こうかな』
とまでおっしゃっていたのを覚えています。

当時高校2年生だった僕は、このアルバムが大好きで、
しかもそのIt’ll be niceがFavorite songだったので
すぐに、応援のハガキを書きました。

(確か、自分でも曲を書いていて
めっちゃいい曲書けた!と思ったら
黒沢秀樹さんの曲の丸パクリだった、、
みたいなことを書いた覚えがあります)

石田さんはその次の放送で、
僕の拙い文章を読んでくれて、何度も
『ありがとう、ありがとう』と言って、
It’ll be niceをかけてくれ、また
次の放送ではこれまた僕の大好きな
If only I could kissを弾き語ってくれたんですよね。

や、僕は感動しました。
なんてセンシティブでピュアな人なんだろう、と。

この人、一見クールそうに見えるけど
車谷さんとはまた別のところで、
本当に繊細な人だと思うんですよね。

スパイラルの1stの再発にあった
石田さんのライナーノーツ。
めっちゃ泣けましたもんね。

だからこそ、この2018年の今。
もっと石田ショーキチサウンドが聴きたいですね。
スピッツの『ハヤブサ』(2000年、石田ショーキチ Prod)
とか、音が明らかに違いますもんね。
甘い手』とか最高だもんなぁ。

音の録り方が、どうしてもストリーミングに
フォーカスされてしまっていて、楽器の質感が
物足りないものが多いようにかんじるんですよね。

素晴らしいソングライターは、いつも生まれてきているものですが
素晴らしいサウンドクリエイターは,
少ないのではないか。そう思うのです。

音楽業界の皆さん、もう一度
石田ショーキチサウンドをお願いします!

今日の一曲:Scudelia Electro『It’ll be nice』

#石田ショーキチ #spirallife #scudeliaelectro

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