露天風呂にて

特別やることもないので、近くの温泉に行った。ファミリーで行く温泉ランキング?なるもので1位になったらしい。

風呂に入るといつもは湯気で前が見えないのに、珍しく昼間の明るい時間に行ったからか、窓が空いてて視界はかなりクリアだった。

ここには露天風呂があり、子連れの親子が出たタイミングを見て1人湯船に浸かった。
瀬戸内海の海、ええ天気の空、強風の中飛んでる鳥。多分トンビ。

自分はどうしたいのか。ふと考えた。
もうすぐ20代も後半になる。それなりに仕事も経験を積んできた。

「どんなビジョンを持ってるのか?」

数日前の上司との面談で問われて。今はまだ精一杯です、としか言えなかった。

ある本を読んだ。「何かを変えるのは難しいけど、少し試してみることは簡単だ」と。

人は変化が怖い。自分もそうだ。
いつものルーティンで、いつも同じことを、いつも同じ人としていたい。

でもそれでは、淘汰されてしまう。社会に、かもしれないし相手に、かもしれない。だからこそ、「変われ、変わらなければならない」と圧をかけられる。

しかし、だ。やり方を変えようとすれば、「昔のやり方が」、「過去のデータが」と阻まれてしまう。

何が正義なのか?「変われ」というくせにいざやると否定されてる感じ、矛盾していないか。

そんな自分にとって、試すと言うのは斬新な発想だった。そうきたか!っていう。


人と違うとか、今までから変えるとか。
みんなどうしてこうもハードルを上げたがるのか。

シンプルに「試す」「やってみる」って方が簡単なのにな。

だから今日はいつもと違うことを試してやった。
遠赤外線サウナに入り、風呂から上がればスラムダンクを何冊か読み、すき家で高菜明太マヨ牛丼を食べた。

「試す」ってことはシンプルで簡単だ。
それに没頭する人生を送ってみよう。

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