私が物を書く原点 -1- 私のおじいちゃん
おじいちゃん(母方)が亡くなったのは、私が大学生の時だ。
ガンだった。
大学生だった私は、最後はあまり頻繁にお見舞いにも行けなかったが、大好きなおじいちゃんだった。
おじいちゃんの思い出初孫だった私は、他のいとこたちと一緒に、小さい頃はおじいちゃんによく遊んでもらった。
一緒にザリガニを取りにいったり、セミの幼虫や抜け殻を探しに行ったり。
人生についての、いろんな話も聞いた。
「何かに迷ったら、人を頼り、素直に尋ねればいい」とか、
「なんでも楽しむこと」とか。
私が中