PTAの体制が旧式なのかもと疑問が湧く

こんにちは。ママ子です。

前回までの役員遍歴を経て、小学校PTAの副会長としての活動が始まりました。仕事内容は学校によってさまざまだと思いますので、私の学校PTAがやってきたことをご参考までに紹介します。

私が所属していたPTAは会長さんはとても良い方で、全体の方針決めや関連団体の会合など参加してくださり、ほとんど事務的なことには口を出さずに副会長に任せてくれていました。

となると副会長は日々の活動のトップ、という感じ。他の役員さんたちに動いてもらったり、全体に出す手紙を考えたり、関連団体との事務的な部分の管理をしたり、学校とすり合わせしたり、などなど多岐に渡り、全体の調整役でありました。

直接、普通の役員さんたちと接することはあまりなくて、本部内の仕事の割り振り、調整のお願いとか、進捗の管理、といった感じ。その、他の役員さんと接することが少ないのは私にとっては良かったこと。

役員する保護者の方は本当にいろんな人がいて、協力的な人もたくさんいるけれど、嫌々なってしまって、嫌々やっている人や、のんびり屋さんで連絡しても動かない人、などなど、そのいろんな性格に対応することがないのは、人づきあいが苦手な私にはよかったです。

本部のいつも一緒に活動する人たちは、それぞれが声を掛けられて一応「いいよ」と言って加わってくれているひとたちなので、後ろ向きな人はいないし、お互いの苦労も身近で見ていてわかるので、共感しあえる仲になっていきました。なので、人間関係での悩みが少なかったことは役員やる中でもいいかもしれません。

とは言え、全校で100人近くいる役員さんをまとめてくのはそう楽な仕事ではなく、いろいろな決断を迫られる場面が多かったのは心理的には負担でした。

決断は小さなことから大きなことまで。例えば、バザーの企画はこれとあれどっちにすればいいか、とか、この講演会参加のお願いはどこの部に頼もうか、全体会議は何日にしようか、とか。ちょっとしたことだけど、こちらに決定権がある形なのでやらざるを得ず、副会長は私ともう一人2名でしたが、二人ともそのために週2回から3回学校に行く日が続くこともありました。

役割は「副会長」と偉そうだけど、根本はただのその学校に通う一保護者であって、ボランティアでやっていること。なのにこんなに時間を拘束され、みんな基本は同じ立場で上も下もないと思うけれど、本部にいるというだけで指示を出す上の人的な感覚に他の保護者の方からとらえられ、そういう立場にいるのが当然だという雰囲気になんとなく不本意でありました。

単純にPTA全体の活動内容が今の保護者たちの置かれる環境にそぐわない。共働きやパートに出る人がどんどん増えている中で、今までのお母さん主体のPTAは時代にそぐわないのではないか、という疑問は本部のメンバーの中ではどんどん膨らんでいき、それについて会長と話をする機会がやってきます。

すると、ここぞとばかり本部メンバーは大変な思いの丈をどんどん会長にぶつけ、その切実さからこれから変えていこう!ということでその話し合い自体は盛り上がったのですが、聞きながら、その改革は誰がやるのだろう…とちょっと冷静な私。その話がまた新たな仕事を生み出してしまったのです。

長くなりそうなので、次に続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?