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Hardening 2023 Generativesに参加してきました。

どうも、こんばんは。
既に開催が終わって時間が経ってしまっているのですが、参加記録を残しておきたいと思います。
ちなみに、今回が初参加でチーム6に所属しておりました。


概要

Hardeningとは

Hardening Projectとは「衛る技術」の価値を最大化することを目指す、10年続くセキュリティ・プロジェクトです。
詳しくは下記をご覧ください。

Hardening 2023 Generativesの参加報告について、色々な方が書かれています。
皆さん、すごく丁寧に書かれているので、是非読んでみてください。


参加に至った経緯

Hardeningのことは、コロナ前から知っておりまして。
なんとなく、参加するには凄い技術力が必要で~とか、自分なんかが参加すると足を引っ張ってしまって申し訳ない。そんな気持ちでおりました。
でも、どんなものか気になっていて、Hardeningのことが書かれている本を読んで、いつか参加出来たら良いなと考えていました。

転機としては、夏頃の会社のイベントの際に何気ない会話で「Hardening」の話になり、「参加してみたいですよね~」くらいの会話をしていました。
その時は、来年くらいに会社がお金を出してくれたら行きたいなくらいのノリでした。
今振り返ると、これは結局行かないパターンですね。「行けたら行く」って言って来ないのと同じです。

決め手は、その話を後輩にした時に「これ、出ません?」って言ってくれたことでした。
一瞬色々な事が頭をよぎりました。
「交通費や宿泊費はどれくらいだろう?そんな余裕あるか?」
「何日家を不在にするんだろう?その際に子どものお迎えや習い事の送りはどうしよう?」
「仕事を何日休むんだろう?休めるかな?」
参加はしたいけど、難しいかも、、、
と、思いつつ、少し前に亡くなった祖父のことを思い出し
「死ぬ前に、参加してみれば良かったと思わないだろうか」
「来年もうHardeningやらないかもしれない」
「後輩が誘ってくれているのに、挑戦しないのカッコ悪いだろ」
と思い直し、「参加しましょう」と返事をしました。
たぶん、数秒だったと思うのですが、一瞬で色々と考えてしまいましたが、参加する方向で回答出来て良かったです。

その後は、ドキドキしながら家族に話したり、仕事側の調整をしていましたが、一番大変だったのは、職場で9月末に2人抜けて10月に1人新しい人が入ってくるというタイミングの悪さですかね。(10/4から北海道入り)

気持ちよく送り出して応援してくれた家族や、会社には本当に感謝です。

参加して得た学び

Hardeningとしての役割としては「マネジメント担当」として参加をさせて頂きました。
普段の業務では、マネジメントとして業務を行っていないので、新しい発見が出来るかなと考えての選択です。
その中で学んだことのいくつか取り上げさせて頂きます。

判断軸の重要性

「判断軸を持つことが重要」みたいな話って、言葉としては聞いたことがありましたが、正直なところ、どゆこと?と思っておりました。

実際に、「あぁ、こういうことか」と理解出来たのは、協議中の在庫補充の場面です。
「在庫が切れそうです。いくつ補充しますか?」という話になった時に、トリアージの基準を思い出しました。
トリアージの基準の中でCriticalとしている状態が「お客様へのサービスが止まっている状態」のため、在庫が切れて商品が提供できない状態はCriticalと一緒では?ということは、「補充はできるだけ多く余裕をもって補充する」という対応が必要だな。と割と素早く判断出来たかなと思います。

ここで、判断軸がぶれていると「いや、在庫が余ってしまうと困るから、ギリギリの数量を少しずつ補充する方が安心では?」と複数の考えが出てきて、決めるまでに時間がかかるのではないかなと思います。
協議の時間に限らず、人生の時間は有限なので、判断を早くする事は、他のことに時間を使うことが出来ます。
ビジネスにおいて時間は非常に重要なものなので、時間を大切にするために、判断軸が必要な事なのだと、心で理解が出来ました。

「言葉」ではなく、「心」で理解できた

セキュリティはビジネスの一つの要素

先ほどの判断軸の話から少し近い話です。
「うちの会社はITにあまり予算を確保してくれない」とか「セキュリティに力を入れてくれない」みたいな話、よくあるかなと思います。
今までは、「なんで、経営者している人は、分からないんだろう?」と疑問でした。
でも、そうなんですよね。これは見ている方向が違うので、見えないですね。

みんな、目先の緊急なことを対応しているのです。
ビジネスをやっている人は、ビジネスの
技術をやっている人は、技術の
今起きている緊急性の高いことを、必死こいてやっているのです。
そのため、今インシデントが起きている状態だと緊急性が高いことになるので、今対応することになるのですが、これから起こるかもしれない「重要だけど、緊急性の低いこと」は後回しになるのは、そりゃそうですよね。

組織の中の判断軸に沿って「優先順位」の高いものを先に進めていくので、「セキュリティの対応」を優先度上げて対応してもらうように上の人に語り掛ける。それも重要なことかなと思うのですが、組織の中で何が重要事項として対応されているのか、理解することも重要なのかなと思いました。機密事項だと知る術がないのですが。

多分、自分で会社を経営すると理解が深まるのかなと思うのですが、セキュリティというかITが、ビジネスの中での一つの要素に過ぎないことに気付けた点が非常に良かったです。

さいごに

今回、一緒に参加してくれたチームのメンバーや、家族、職場の方々には非常に感謝をしております。
特に勢いで誘ってくれた後輩には大感謝です。新年会は焼き肉かな。

もし、参加を躊躇っている方がいたら、是非一歩踏み出してみて頂ければと思います。
経験したことがないことが怖いことだというのは、私もすごく分かります。
でも、大抵のことは経験してみると、大したことがないことが多いです。
家族に迷惑をかけてはいけないとか、職場に迷惑をかけてはいけないとか、自分が思っている以上に思い込みですね。なんとかなります。
協議への参加ついて、若くても年上でも、技術経験があってもなくても、面白そうだなと思ったら、参加してみて頂ければと思います。
きっと、視野が広がって、世界が広がるような感覚があります。
ぜひ、悔い無き人生を。

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