人的補償

 自分のことではないのにやけに疲れた一日でした。
朝の日刊スポーツの一報。
「和田毅投手が山川選手の人的補償として西武に移籍」びっくりして言葉が出ませんでしたね。息子に「わっちだって…」って伝えるのが精一杯で。
息子も「えええ…なんで…」で無言。
そこに野球オンチの夫が「和田が西武行くんだって?」って能天気にいうもんだから「言わないでくれ」ってキレました。

日刊スポーツの一報のあと、TLは驚天動地、阿鼻叫喚。「クソフロント」「なんでプロテクト外したんだ」「こんなのありえない」
そりゃそうだよね。
でも、いつまでたっても日刊スポーツ以外の報道はなし。ホークス、ライオンズの公式からも何もなし。「もしかして飛ばし記事…(飛ばし記事であってほしい)」と思って、どんよりした気持ちで仕事してました。
夕方になって「甲斐野投手が西武へ移籍します」と両チームからの正式発表。
わっちじゃなくて良かったとは言えない。甲斐野くんだってホークスの大事な大事なピッチャー。

それよりも日刊スポーツ…どういうこと。誰からの情報で一報したのでしょう。お得意の「西武OB」や「ホークスOB」なんていう架空の誰か?

その後に出たTNCの報道では「和田投手に打診も甲斐野投手に方針転換」
これでわっちがプロテクトリストから外れていたことに(なるの?この辺よくわからない)。
「日付以外は~」と言われるスポーツ紙の報道だけれど、わっちが移籍するという記事は未だに削除されていないし、もちろん「誤報でした」の詫び記事もなし。

22年にはZAKZAKが「近藤、西武入りを決断」、23年は西スポが「オスナ、NO THANK YOU」とスポーツ紙の飛ばし記事には振り回されてきました。
しかし今回の報道は、ホークスファン、西武ファン、何より和田投手にとって失礼極まりないと思います。
Xでは狼少年アカウントの「プロテクトリスト」が何度もリポストされているし、「岩瀬式プロテクトした」「ゴネたから甲斐野投手になった」とさも見てきたかのようなポストばかり。
プロテクトリストが流出するわけがないし、流出したとしたらFA制度を揺るがす大問題だし。
気分悪いったらない。
正式発表があるまでXを見ないようにしていて正解だったかもしれない。

それにしても、FA制度とそれに伴う人的補償制度って難しいですね。
今回の飛ばし記事(誤報とは言わないよ)の件で、改めていろいろな問題があるのでは、と思いました。
単純にキンセン選手で決着すればいいんですが、人的補償制度がさまざまな軋轢を産んだり、飛ばし記事にファンが振り回されたり。
選手会は今回の問題をどう見ているのでしょうか。
全く個人的な意見ですが、例えば人的補償の代替としてドラフト会議の指名権を…などと考えたりします。

長々と書きましたが、今回の件、ただただ記事に踊らされて疲れました。
スポーツ紙の記者っていいなぁ。コタツ記事でお金もらえるんだもんなー。

最後に。
甲斐野投手。ライオンズに行っても「こっそり応援」じゃなくて堂々と応援しますよ。「ピロシきたー!」って。
ホークス戦以外で大活躍してください。
ホークスにいた子はどこへいってもずっと応援します。大きな声で。




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