Eyelet 004 Grenson "Stowe" -Plain Toe- をセールで見つけたおはなし

2020年4月24日 20:48

Grenson のプレーントゥモデル "Stowe"

Stowe は Master Piece

　Stoweは、英国のシューメーカー Grenson の Master Piece と言われる最上級のグレードのモデルです。私の靴の購入歴の中では比較的早い方で、2012年か、2013年ぐらいに買ったような気がします。当時兎に角 Grenson が好きでたまらなく、インターネットでよく検索してたんですね。当然、「Grenson には Master Piece というモデルがありそれは最上級品。」「Master Piece は窓付き。」「Edward Green を意識したつくり。」などなど、耳年増にもなってくわけです。ネットで画面上で写真見るよりはデパート行って見聞きすればよいのですが、買いもしないのに。。。みたな気おくれもあって、あんまり見には行かなかったですね。

　当時、foot master (London)は既に持っていたので、いつかは Master Piece を入手したいなぁと思ってました。ただ、私は、貧乏性というかけち臭いので、安くなってないと買う気がおきないという買い物下手の性格をしています。これはほんとに駄目な性格でして、「安けりゃ買う」で、いらんもん買ったりします。

日本向けのMaster Piece…

　ほんと、ネットの情報はよくあさって読んでました。「日本国内向けの Master Piece は2種類だけ」「一つは91ラスト、Straight Tip の Oundle 、もう一つが92ラスト、Whole Cut の Stowe」、「両方 D width だけ」

　ただ、この辺の話の真偽はよくわからんのです。「Oundle, Stowe 以外のマスターピースもある」とか、「ほかにもあるけど、伊勢丹別注モデルがこの2種だけ」とか、そんな記述も読みましたが、結局のところよくわかりません。実際に日本向けでない Master Piece はいろんなスタイルがあります。この辺のことがどっかにまっとまてないかなとも思うのですが、メーカーとしてマイナーなだけあって、本国のサイトみてもあんまりいろいろは載ってないんです。探し方が足らないのは否めませんが。

Stowe は Whole Cut ?

　閑話休題。Stowe は、Whole Cut と書かれることがあります。私の知識だと、whole cut は one piece で、ほぼ縫い目のない（少なくとも上側には）スタイルと認識してます。Stowe は、前後二つの部分からなるので、該当しないと思うのですが、どうなんでしょう。個人的には、内羽根、スワンネックの plain tow だと思うんですね。それでも、Whole Cut という記載がいろいろあるということは、オフィシャルな情報としてそういう記載があったんじゃないかと推測してます。（もしかすると、これ縫い目だけ入れてるのかも。）

猫脚 Stowe と出会う

　そんな Stowe を見つけたには、渋谷の西武。正月のセールだったような。Master Piece を生で見たのも初めてだったと思います。茶色のマイサイズ 7D が残っていたので、さっそく試し履き。ぶっかぶか。試着でぼろぼろになってたわけではないと思いますが、すげぇでかい。ほんとに 7D なのか？それとも、マスピの 7D はこうなのか？と自問自答。まぁ、答えなんか出るわけもないですね。

　他にめぼしいもんもなかったので、帰ろうとしたところ、別の店員さんが、これはどうと持ってきたのが、黒の Stowe サイズは同じ 7D。んー、同じサイズやんけ、これもがばがばじゃないの？と思いつつ履いたところ、緩いどころかむしろきつい。なにこの違い。その店員さんに、「ほんとに同じサイズの同じ靴です？」と聞いたところ、「つり込みの関係でちょっと変わることあるね。」との回答。「そんなもんかー」というよりは、「ああ、Grenson は適当なメーカーなんだ。」という認識を持ちました。茶色じゃないけど、新品見つける機会もないだろうということでお持ち帰り。晴れて、マスピオーナーになったのでした。