枕の高さ調節時の上向き15°ってどうやって確認すれば良いですか?

今回は枕の正しい高さの調節方法についてお話したいと思います。
実は私たちのyoutubeを見て下さった視聴者様からご質問いただきました。
枕の高さを調節しようと思ったんだけれども15度という上向きの角度どのようにチェックしたらいいのか、具体的な方法を教えて下さいというものです。
これを解説する前にまず15度というのがどのくらいの角度なのかということをイメージしていただきたいのでこちらをご覧ください。
今3つの枕の高さ、低すぎる枕、適切な高さの枕、そして高すぎる枕、これを準備しました。
それぞれこの首の角度を見ていただきたいんですが、枕が全く低すぎるとこのように首がほぼ0度に近くなります。
一方、適切な枕をしていただくと首の角度が床から約15度ぐらいになっています。
この時、喉の呼吸も楽だし、首、肩、背中の筋肉の緊張もとれます。
一方、高すぎる枕ではこのようにグーッと首の角度が大きくなり喉が圧迫されたり、後ろの首の筋肉は緊張して突っ張ったりということが起こるわけです。
15度というのは決して大きな角度ではありません。上向きで寝た時には軽く前傾、頭が持ち上がるこんな角度であるということを印象を持って高さ調節に臨んでください。
では、実際に首のどのラインを見て15度と決めるかというところをモデルさんで見ていきましょう。
首というのは上向きでいた時に太さがあります。この首の付け根の部分で見たときに付け根の前方と付け根の後方後ろ、この線を直線で結んで後ろから約3分の1のところにポイントします。
また、顎のギリギリ付け根のところの前と後ろ、これを直線で結んだ後ろから1/3のところ、これらをずーっと点でとっていって結ぶとこれを頸椎線といいますが、この線と床と平行な枕と平行な線これが織りなす角度が約15度、このぐらいの角度になっているということです。
首筋、首の前と後ろの後ろから1/3の点をイメージしていただいて直線を引くとわかりやすいかと思います。
15度という角度は決して大きな角度ではありません。
上を向いて寝たときに少し頭が前に傾く程度ですので、微妙な角度ですので注意して観察してみてください。

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