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【ヘルスケア×お金】年金保険にまつわるお金の話 ①まとめ

▶︎ まとめ

★ ライフプランを実現するために必要な資金計画をより具体的なものに落とし込むために,公的年金の給付内容を理解しましょう

① 老齢年金:65歳になったら公的年金はいくらもらえるのか。

(1)老齢基礎年金:自営業者や専業主婦の方など
781,700円(満額) × 保険料を納付した月数 ÷ 480=年金受給額(年間)
※ 令和元年の平均受給額は,55,946円(月額)

(2)老齢厚生年金:会社員や公務員など
保険料の納付月数に加えて収入金額によっても年金受給金額が変わる。
【おおよその年額】= 加入期間の平均年収 × 勤続年数 × 0.005481
※ 令和元年の平均受給額は, 144,268円(月額,基礎年金含む)

引用:令和元年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況

② 障害年金:疾病や負傷によって障害を負った際にいくらもらえるのか。

(1)障害基礎年金(令和3年度)
● 障害等級1級:976,125円(年額)+ 子の加算
● 障害等級2級:780,900円(年額)+ 子の加算
※ 子の加算:1〜2人目は 1人につき224,700円。3人目以降は 1人につき74,900円

(2)障害厚生年金
厚生年金の加入期間や平均標準報酬額によって異なる。

引用:日本年金機構『障害年金ガイド 令和3年度版』

③ 遺族年金:被保険者が死亡した際にいくらもらえるのか。

(1)遺族基礎年金(令和3年度)
780,900円 + 子の加算
※ 子の加算:1〜2人目は 1人につき224,700円。3人目以降は 1人につき74,900円

(2)遺族厚生年金
厚生年金の加入期間や平均標準報酬額によって異なる。
【おおよその年額】
= 今まで平均年収 × 勤続年数(25年未満は25年)× 0.005481 × 3/4


引用:日本年金機構『遺族年金ガイド 令和3年度版』
引用:YouTube リベラルアーツ大学『第248回 遺族年金』

ライフプランを実現するために必要な資産形成を考える際には,公的年金の内容を踏まえて国の実施している税優遇制度(つみたてNISA,iDeCoなど)や民間保険(死亡,障害,終身,養老など)への加入を検討する必要があります。

次回以降は,『老齢年金』『障害年金』『遺族年金』をそれぞれ掘り下げていきたいと思います。

▶︎ おまけ

日本の年金制度は3階建てになっています。
① 国民年金
② 厚生年金(もしくは国民年金基金)
③ 私的年金(企業年金や確定拠出年金など)

ライフプランを実現するための資金を公的年金でまかなえない場合には,私的年金やその他の資産運用について検討する必要があります。

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引用:楽天証券『今さら聞けない年金制度』

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