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【趣味】モバイルバッテリーについて調べてみた

これまでモバイルバッテリーをなんとなくで選んでいたり,今使っている製品のスペックに満足していなかったり,『ワット(W)』とか『ミリアンペアアワー(mAh)』を意識したことがなかった方には少しお役に立てるかもしれません。

僕は,これまでは宣伝文句に踊らされてなんとなくで選んでいましたが,製品のスペックを数字で見れるようになることで,自分に適した製品を納得して選べるようになりました。

今回モバイルバッテリーを選ぶにあたって,『W』『mAh』の数字を見ることが大切ということを知ったので備忘録として簡単にまとめておきます。
# 最近ちょっと調べただけのにわかなので間違っていたらすみません

▶︎ W と mAh とは

● 電力:ワット(W)とは,出力できるパワーのことです。
ワット数が大きいほど出力できるパワーが大きくなるので,充電速度が速くなります。
『急速充電』を打ち出している製品は,ワット数が比較的大きいものになります。

同じ容量の製品でも,ワット数が大きい方が値段が高くなる傾向にあります。

● ミリアンペアアワー(mAh)とは,モバイルバッテリーの容量のことです。
この数字が大きいほど,長時間充電できるようになります。
# 商品パッケージに『iPhone 11 を 4 回充電可能!』と書いてあったら,この mAh を根拠として書かれているはず

mAhが大きいと,モバイルバッテリーのサイズも大きくなり,値段も高くなります。

▶︎ 具体的な数字を使って説明します

まずは充電を受け入れるデバイス側の数値です↓

● iPhone X:付属充電アダプターの出力は 5W ですが,iPhone 自体は 18W 程度までは受け入れ可能なようです。フル充電に必要なバッテリー容量は約 2800 mAh。
# 普段は 5W の出力で充電しているので、それ以上のワット数で充電すると早く充電されていると感じることになります。
# 18W 以上のモバイルバッテリーを使っても問題ないですが,最大でも 18W で充電されることになります。

● iPad Pro (2020, 11-inch):付属アダプターは 18W,受け入れは最大 30W 程度。バッテリー容量は約 8000 mAh。

● Macbook Pro (2016, 13-inch):付属アダプターは 61W,最大はわかりませんでした。バッテリー容量は約 15000 mAh。

上記のデバイスを例に考えると,例えば『20000 mAh』のモバイルバッテリーであれば,20000 × 0.6 = 12000 mAh 分の容量を充電に使えるので以下のようになります。(0.6 を掛ける理由は後述)

○ iPhone X:12000 ÷ 2800 = 4.3 回,充電が可能。
○ iPad Pro:12000 ÷ 8000 = 1.5 回,充電が可能。
○ Macbook Pro:12000 ÷ 15000 = 0.8 回,充電が可能。

また,例えば,最大出力が『30W』のモバイルバッテリーを使用すると,iPhone にも iPad Pro にも急速充電が可能で,Macbook Pro(モデルによる)も作業をしながら充電が可能なレベルとなります。

▶︎ 注意点

① バッテリー容量(mAh)は 0.6〜0.7 掛けして考える

mAhはバッテリー容量を示していると言いましたが,実際には『変換ロス』が生じるため,表示されている数値の 60〜70% の容量しか充電できないようです。
例えば,『10000 mAh』であれば 2500 mAhのデバイスを 4 回充電できるはずですが,実際には『10000 × 0.6 = 6000 mAh』程度の充電容量になるので,2500 mAh のデバイスを 2.4 回充電できるということになります。

② USB ケーブルにも注意する

ワット数が大きいモバイルバッテリーを使う際には,USB ケーブルもそのワット数に対応しているものを選ぶ必要があります。
せっかく急速充電のモバイルバッテリーを購入しても,ケーブルが対応していなければ,十分な速度で充電ができなくなってしまいます。

③ Quick Charge 規格(Qualcomm社)には注意

Quick Charge という Qualcomm 社の規格はモバイルバッテリー側だけでなく,受け入れデバイス側も対応している必要があります。
Apple 製品には対応端末がないようで,対応端末でないと急速充電がうまく機能せず,むしろ充電速度がかなり遅くなってしまうケースがあるので要注意です。
USB-PD (Power Delivery) 対応のモバイルバッテリーを選ぶのが良いと思います。

僕も気づけていない落とし穴がある可能性が大いにあるので,購入の際にはご注意ください。

▶︎ 僕の気になる製品

最後に,今回の Prime Day では結局購入しなかったのですが,ブラックフライデー/サイバーマンデー(11 月末)に向けて,いくつか気になっている製品があるので記載しておきます。

ちなみに,僕の基準は『20000 mAh以上の高容量(ただの欲張り)』『45W 以上の高出力(Macbook も充電できるもの)』『USB-C 対応』です。

まずは購入の可能性がある製品を 3 つ。
Amazon.USA で $50 前後のものを探しています。

● RAVPower RP-PB201:20000 mAh/60W/USB-A+USB-C

● ANKER PowerCore III Elite:25600 mAh/60W/USB-A 2ポート+USB-C

● imuto X6PD:30000 mAh/45W/USB-A 2ポート+USB-C

以下の 3 つは高スペック&デザインがめっちゃかっこいい,けどめっちゃ値段が張るというロマンあふれる製品です。

● Zendure SuperTank:27000 mAh/100W/USB-A 2ポート+USB-C 2ポート

● Zendure SuperTank Pro:26800 mAh/100W/USB-C 4ポート(Makuake でクラファン中)

● Hyper Juice:27000 mAh/130W/USB-A+USB-C 2ポート


今回も読んでいただきありがとうございました。
少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

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