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irregular
infection
imaginary
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imagine
immunity
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社会構造が世界的な規模で変化してから一年以上が経過.
すぐに収束すると,SNSから伝達される情報を楽観視していた.
しかし異常事態を示す数値は減ることなく,常にそばで様子を伺っている.この日が寓話として語られるような日は訪れるのだろうか.まさに惨劇だ.
誰もいない隣の椅子は憂いに沈む.

社会的コミュニケーションにおいて肉体的接触という条件が重要でなくなりつつある中各地に散在し同じ新聞を読み,同じテレビを視聴し,同じ漫画を読み,同じ動画を再生している.メディアは媒介された同時性を想像することを通してデジタル空間に新たな「公衆」を作り出した.オンラインという時間の相対性,空間的距離の縮減は,19世紀のメディア・テクノロジー誕生時における時空感覚の大きな変容以来のインパクトではないだろうか.そう,私たちはいずれこの変容する世界に対して免疫を獲得し,適応していくのだろう.

大きな転換点に立たされ銘々想う.

何にすがれば良いのか.
この荒涼の心象風景に活ける花を探してイメージを旅する.
空っぽな心にどんな花を飾ろう.
あれもよい,これもよいと夢を咲かせる.
私は想像し創造する.