脱毛や病気など、変化を受け入れるために必要なものは3つ。
こんにちは。患者さんの日常生活を豊かにしたい会社PEER(ピア)の代表、佐藤真琴です。このnoteではピアの事業を通じてどのような社会づくりを目指すのかについて、またその周辺について、書いています。
ここからの内容を3行でまとめると、このような内容です。
・自分のイメージが変わることは大きなストレス
・変化を受け入れるために必要なものは、時間、安全な場所、具体策
・前に向けるのは、受け入れの段階から。無理しないことが大事。
脱毛で見た目が変わることは、大きなストレス体験
抗がん剤や脱毛症など、多様な理由で脱毛時期を過ごす人がいます。その数は100万人とか1000万人などと言われますが、正しくはわかりません。病院に受診しない人もたくさんいますから、その数はよくわかりません。人数はわかりませんが、多くの人たちがウィッグを使っています。
見た目が変わって体験する気持ちの波。これをどうする?
髪が抜けたり変化すると、自分の見た目が変わります。いい方向に変わると、イメージチェンジとして嬉しい気持ちになります。そうでないと、嫌な気持ちで、それをなんとかしたいと思います。それをカバーするためにウィッグを使ってみようかなと思います。自分の心の中にある自分のイメージを守りたいという欲求です。当然の欲求です。人間にとって変化は大きなストレスです。急に変わる自分に混乱したり、こんなの自分じゃないと拒否が起こります。そのストレスは、誰もが感じるもので、悲しんだり怒ったりしながら、段々と受け入れに向かいます。だから、怒って泣いて落ち込んでください。それは大事な自分の気持を守るためのプロセスです。
時間・安全基地・具体策
脱毛や病気など、ショックな体験を乗り越えるために必要なものは、時間・安全基地・具体策、この3つです。
まず時間。
興奮状態から落ち着いて考えられるようになるまで、だれでも時間が必要です。人間には感情があり、ロボットのように次々と行動を変えることはできません。
次に、安全基地。
安全基地とは、自分が守られていると感じられるところです。悩んだり、落ち込んだり、怒ったり、感情の変化を出してもあなたのことが嫌いにならない、変化するあなたを受け止めて、そりゃそうだね、と共感しながら、自分自身が落ち着くまでの時間を見守ってくれる人との関係性のある場所です。
最後は、具体策。
受け入れまでの感情の波はありますが、その間もあなたの人生は続きます。だから、具体的に困っていることを解決しながら、この時間もあなたの人生を続けてください。具体策とは、例えばウィッグとか、配置転換とか、具体的に動きだすことです。
前に向けるまでは無理をしすぎず、なんとかやり過ごそう
病気も脱毛も、いろんな感情の波を体験します。一気に解決することは殆どありませんし、時間をかけながら新しい自分自身を受け入れて、新しい方法を獲得して、自分を取り戻していきます。
その間に、こんなの平気とか、周りに心配かけるからとか、とにかく頑張りやさんの方が多いです。こんなに大変で、自分が生きているだけでも精一杯のときに、自分と周りの関係性を心配する事ができるみなさんの心の力には驚かされます。
でも、どうぞ無理しすぎないように。こんなに辛くて大変な時期を過ごしているご自分を褒めて、認めてあげてください。
必ず今の状況は変わります。今の状況がずーっと続くことは考えにくいですし、時間とともに変化します。だから、今をうまくやりすごしましょう。
アピアランス(見た目)に関することは、ピアが結構お役に立ちます。相談はいつでも無料ですから、どうぞお気軽にお声がけください。私たちは、安全基地と具体策をご用意しております。