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稲佐山平和祈念音楽祭、への提言。2022年8月、長崎より。

8/6(土)長崎で行われた、稲佐山平和祈念音楽祭に行ってきました。大変重要な気づきがあったので、共有します。

稲佐山平和祈念音楽祭 タイムテーブル


まず、そもそも8月に文化の日ないよね?って事ですが、これは個人的に決めているものです。
音楽、アート、映画、何でも良いから文化を感じるものに月1で触れようと、2022年の取り組みとして始めたものです。

で、8月は稲佐山平和祈念音楽祭だったということです。
これは、長崎で約20年さだまさしさんが行われてきた平和祈念コンサートを、湘南乃風の若旦那が引き継ぎ少しアレンジし、開催しているものです。

私は今回、さだまさしさんと南こうせつさんの曲を聴きに来ました。両親影響で、フォークソングをかなり聴きます。

率直な感想を言うと、さださんの北の国からを生で聴けたのは、この上ない喜びです。長崎へ向かう道中、さだまさしアルバムを聴いて気持ちを高めていったのも相まって、言葉になりませんでした。

また、南こうせつさんの神田川、妹、この2曲も聴けました。ご本人の生歌を聴け、胸いっぱいで帰りました。

と、音楽祭の感想はここまで。

ここからが本題。この音楽祭を主催するので有れば?と言う立場からいくつか考えてみました。すると、多くの改善点が見つかりました。

その中でも早急に改善すべきだと感じた点を2点、共有します。

① 音楽祭スポンサー企業、当日の広告費回収施策について

② 音楽祭 オンラインでの収益獲得構造について

改善したい点は、山ほどありましたが、今回はこの2点に絞って書きたいと思います。

これを書く目的としては、この音楽祭がより多くの収益を上げ、もっと良い音楽祭になることです。

まず
① 音楽祭スポンサー企業、当日の広告費回収施策について

伝えたいことは、スポンサー企業は、何のためにこの音楽祭にスポンサー費用を出しているのか?ということです。
もちろん、この音楽祭に来てくれた人に、企業や提供しているサービスのことを知ってもらうためでしょう。

具体的事例を出すと、スポンサーをしているリンガーハット。ここは、当日現地でテイクアウトのちゃんぽん、皿うどんを販売しています。

スポンサーをし、当日きちんと現地でその特権を活かし、広告費の回収をいくばくかしている訳です。

スポンサー企業一覧
リリンガーハットは、こうやって当日広告費を
回収しています。



ジャパネットも、子会社のJリーグチームのブースを立て、宣伝をしています。

その他の企業はどうでしょう?スポンサーをしている宿泊サービスの企業もウエディングサービスの会社も、何ら現地で施策をやっていません。

仮に、当日の広告費回収率、のような数値があるのだとしたら、リンガーハット、ジャパネットは数字が良く、その他のスポンサー企業は数値が悪いでしょう。

その他のスポンサー企業の一株主でもないので、余計なお世話だと言うのは重々承知ですが。もし自分が株主で有れば、経営陣に対して、このスポンサー費の目的、協賛した目的に対して、厳しく問い詰めていることでしょう。

また本当にここに、スポンサーをすることは適切だったのか?ということです。客層は、ほとんどが50歳〜とお見受けしました。ここにスポンサーしている企業のサービスの顧客層とマッチしているのでしょうか?
この点も今一度振り返る必要があると思います。

ただ、この音楽祭へのある種情のようなものでスポンサーしているのであれば、それは素晴らしいと思います。しかしながら、それにしてもまだ出来ることはあるのではないでしょうか?

次に、② 音楽祭 オンラインでの収益獲得構造について

これに対しても、苦言を呈したい。

このように、当日のアーカイブ映像をBSで後日放送するようです。これも何か違うな、、と思います。

つまりどうすべきかというと、アーカイブ映像を、後日配信サービスで有料販売するのです。

収益を上げるポイントを増やしましょうよ、ということです。

お客さんのからのチケット収益、スポンサーからのスポンサード費にプラスして、

オンラインアーカイブ配信のチケット収益を、追加するのです。

良い例を紹介しようと思います。
吉本興業のFANYです。

芸人さんのライブ、ダウンタウンが漫才をしたことで話題になった伝説の日、など吉本興業はやり切り、現地に来れなかった人からもきちんと収益を上げる仕組みを作っています。

ニューヨークと、見取り図のアーカイブ配信は、かなりの数が売れており、にけつという千原ジュニアとケンコバの番組にニューヨークさんが出たとき、かなり儲かっている、バブっていると仰っていました。

この時代、現地に来れなかった人に対してオンライン有料課金で配信することで、そこでも収益を上げることができると思います。

また収益を上げるだけでなく、来年以降の開催へ向けた顧客の裾野を広げることにもなると思います。来年は実際現地に行ってみよう、と未来へ向けた販促活動になるのです。

大事なことだと思うので、もう一度。
ライブ、コンサートの当日の映像は、後日BSではなく、独自の配信サービスで有料課金にて配信すること。

それが、当日の収益額の向上、来年以降の同じ興行の顧客の裾野を広げる販促活動となるのです。

さださんは、昨日のエンディングで約20年の内、15年は赤字だったと言っていました。こんな素晴らしい、イベントが赤字であって言い訳がありません。

もっと良いイベントにするためにも、スポンサードしていらっしゃる企業の皆様方には上記に書いたような施策をぜひ、愚直に実行していただきたい。
むしろ僕がやりたい、と強く思うと共に大変学びがある濃い一日になりました。

8月後半は、北海道に1週間ほど滞在します。
また更なる気づきや学びがあることを願って。

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