見出し画像

2024年3月議会の一般質問と回答




1 五城目町の公共交通について
(1) 大川の谷地中やティンバラム近くのエリアに住む免許を返納した高齢者から1日1本でも良いからバスを運行してほしいという声がある。バス停がある八郎潟駅まで歩けず、五城目はもちろん、秋田市まで通うことさえ難しい状況に対し、町の公共交通計画はどのように対応していくか。



町長:現在、町が運営している公共交通については、広域マイタウンバスと4路線の乗合タクシーがございますが、ぜひ乗り合いタクシーのご利用もご検討いただきたいと存じます。
乗り合いタクシーについてはバスと同様に運行時間を定めておりますが、ご利用の登録をしていただければ、玄関まで迎えに伺う戸口運行を行っておりますので、そのようなご相談がございましたら乗合タクシーの活用をおすすめいただきたいと存じます。

(2) 中高生などで部活動後に、保護者が車で迎えに来るケースは各学年ごとに全体の何%ぐらいか。また、保護者が働いており車で送迎できない家庭もあると聞く。中高生の町外の進学や塾通いなども毎日電車に乗る必要があり、早朝および夜への駅までの保護者送迎の負担は増大している。ピーク時だけでも乗り合いもしくは、保護者による白タクなど様々な方法はあると思うが、町の考えは。


町長:教育委員会では、中学校の終了時間に合わせてスクールバスやスクールタクシーを運行しておりますが、部活動が終了する時間帯は運行しておりません。 部活動終了後、夏季は約2割、冬季は約8割の生徒が保護者の車での送迎で帰宅しているとのことであります。
中学生の部活動終了後の帰宅には、一部地域を除き、町で運行する乗り合いタクシーを無料でご利用いただくことができます。 ただし、運行時間に制限がございますので、部活動の指導者と帰宅時間についてご相談いただきますようお願いいたします。

また、高校生についてはマイタウンバスのご利用をおすすめいたします。
運行時間などがご希望に合わない場合はぜひまちづくり課にご意見お聞かせください。
また、保護者等が主体となり、助け合いで送迎などをされる場合は、道路運送法の許可や登録を必要としない輸送となります。 燃料代の範囲での送迎となりますが、ボランティア団体をつくる場合は、まちづくり課にご相談いただければと存じます。

2 五城目町で子どもが自由に預けられる場所はどこか
(1) 当町には、こども園、こどもの木、すずむし、わかすぎ、わーくるなどがあるが、改めて、それぞれの役割を提示してほしい。そのうえで、その隙間にこぼれる子どもたちや保護者のニーズを町は把握できているか。例えば、学校から家に帰らず、部活前や習い事前に子どもたちが自由に利用できる場所はあるのか。



教育長:
初めに、各施設の役割についてでありますが、教育・保育を一体的に行う「もりやまこども園」は、「豊かな自然と創造的な環境の中で、心身ともに健康な子供をのびのびと育て、生き抜く力の基礎を培う」ことを理念とし、園児同士の関わりを重視した保育を実施しております。
「こどもの木」は、地域子育て支援拠点事業として、子どもや子育てを巡る環境が大きく変化する中、子育て機能の低下や、子育て中の保護者の孤独感や不安感に対応するため、地域において子育て親子の交流を図ることを目的としております。
教育委員会が行っている「すずむしクラブ」は、保護者が労働等により、日中家庭にいない小学校児童を対象に、遊びを主とする学童保育を行っており、「わかすぎくらぶ」は、「すずむしクラブ」の対象とならない小学校高学年の児童を対象とし、学習支援を行っております。
「わーくる」は、読書の場としてだけでなく、町民の皆さんが交流し、年代を超えて繋がるきっかけの場となる図書室を目指しており、放課後子どもたちも利用しております。
現在、小学校児童生全体の46.2%がすずむしクラブ、わかすぎくらぶに利用登録し、1日平均約42人の児童が利用しております。
また、わーくるの放課後の児童の利用者は1日平均約30人が利用しております。
スポ少に行っている児童あるいは習い事をしている児童は、すずむしクラブ、わかすぎくらぶに加え、わーくるで家庭学習などを済ませ、着替えをしてからスポ少に行ったり、保護者のお迎えにより、習い事に行ったりしており、放課後の安全な居場所として、多くの児童が町の施設を利用しております。


(2) すずむしクラブとわかすぎクラブの活用は4年生だけ選べるようになっていると聞く。ここ数年ですずむしやわかすぎの利用者はどのように変化しているのか。


教育長:
すずむしクラブは各家庭の多様なニーズに対応するため、令和6年度より4年生児童の受け入れを開始することとしております。 定員に対し利用者数の状況を見ながら、段階的に対象学年の引き上げを行い、将来的には利用希望がある全学年の児童が、すずむしクラブを利用できるように経理体制を整えていく予定としております。
令和3年度以降の利用者数についてでありますが、すずむしクラブの1日平均の利用者数は、令和3年度が34.4人。 令和4年度が28.6人。 令和5年度が28.4人となっております。 わかすぎくらぶの1日平均の利用者数は、令和3年度が13.8人。 令和4年度が13.6人。 令和5年度が13.2人となっております。
五城目小学校の児童数の変動に伴い、利用者が減少あるいは横ばい状況となっております。

(3) すずむしのほうが慣れ親しんでいる人もいると聞く。わかすぎの先生がすずむしに来てくれたらいいのではという声もあるが、町の考えは。


教育長:
すずむしクラブは、国県の補助事業として遊びを主体とした学童保育を行うのに対し、わかすぎくらぶは町単独事業として学習支援を行っており、その支援内容に違いがあります。 利用する児童の中には学習支援中心のわかすぎくらぶになじみにくい児童もいることから、施設を利用する際、段階的でありますがどちらかを選択できるようにすることにしております。
今後1人1人の主体性を尊重し、それぞれの施設が子供たちにとって過ごしやすい場所となるよう受け入れ体制を整備してまいります。

(4) こども園では、土曜日の預け先があるはずなのに、うまく利用できないという保護者がいる。今年度の土曜日の預かり実績の推移は。また、利用者の声は把握しているか。


もりやまこども園では、本園分園ともに、土曜保育を実施しており、いずれも今年1月末現在ではありますが、本園で489人、分園で182人の利用実績があります。
土曜保育の利用については、利用する週の木曜日の登園時までに申し込みすることとなっており、保護者と連絡を取り合いながら対応しております。 保護者からの意見や要望等については、引き続きもりやまこども園と連携し、伺いやすい環境作りに努めていくとともに、安全で安心な園の体制を整えていきますのでご理解願います。

(5) 以前と比べて学校と部活の場所が離れていることへの対応が必要になっているのではないか。町の考えは。


教育長:
少子化の影響もあり、単一の部活動の人数も少なくなっていることは当町だけでなく、全県的な課題となっております。
当町では基本的に学校施設を利用して部活動が行える環境にありますが、部員数の減少、指導者や保護者の判断により広域体育館等での練習、スポ少や近隣の学校と合同練習を行う等の機会が増えており、生徒の移動手段が課題となっております。
冬季以外は町内施設であれば授業が終わってから、生徒自身で自転車などで移動できますが、他町村との合同練習などは保護者の送迎により対応しているのが現状であります。 今後、部員数の減少に伴い、他町村の学校との合同チームが増えてくることが想定されますので、教育委員会の研修バスなどでの移動や保護者による移動費を町で支援するなど、近隣町村の教育委員会と連携し、共通理解を図りながら対応してまいります。

(6) 上記条件をクリアしようとするときに、学校や施設管理者が保護者からのクレームなどを意識するあまり、放課後や業務時間外に子どもたちを追い出しやすい環境になっていると聞く。生徒の主体性を伸ばし、保護者にも理解を望む姿勢が必要ではないか。例えば、生徒が主体的に校内での放課後の活動や学校運営に当たるには、中長期的な取り組みとして、昔の小中の購買委員会のように自分達でお金や経済を学び運営していくことも重要であると考える。町の考えは。


教育長
学校では、児童生徒等の安全確保を最優先する必要があることから、特別な用事がない場合は早めの下校指導を行っております。 ただし、中学校では部活動以外でも生徒会活動や自学習、委員会活動などの生徒が自主的に行う活動などは、放課後に行っております。
昨年夏の大雨による災害時の際も、被害に遭われた生徒たちへ配慮し、夏休み期間中会議室を開放して学習など利用できるような対応も行っております。
議員から質問がありました生徒たちが主体的な活動の場として学校を使いたい場合は、学校と生徒たちとの間で校舎の使用ルールを確認した上で行うことが可能であり、放課後の生徒の居場所となるよう配慮してまいります。 放課後における生徒の多様な体験活動や主体的活動をどのようにするのか、また活動を支える場所をどのようにするのか、学校地域や学校運営協議会教育委員会などが一体となって協議を重ねてまいります。

(7) 町民センターの4Fなどを行事やイベントが行われていない時間帯に、子どもたちが遊んだり、学んだりする場所として主体的に活用することはできないか。


教育長
町民センター等の活用について、空き部屋・空き時間の周知問題や安全面など、子供たちだけの利用には不安要素があるため、貸し出しはしておりませんが、見守れる団体や保護者などがいる場合は利用可能となっております。 また子供を支援する団体などの利用の際は協力してまいりたいと考えております。

3 子どもが常に大人に監視される環境は誰がつくっているのか

(1)小学校内の体育館も生徒が自由に使えるわけではなく、学年ごとに時間限定の利用状況になっていると聞く。小学校地域には雀館公園などもあり、道路にさえ気を付ければ、整備した公園で遊ぶこともできる環境がある中で、狭い校庭、体育館で順番にしか遊べないのはなぜなのか。


教育長
学校管理下においては児童生徒等の安心・安全を最優先に確保し続ける必要があります。
小学校では児童会のスポーツ委員会が自分たちでボールの貸し出しや安全面を考慮した上で人数が混み合わないよう、曜日ごとに体感や使用できるが国を決めるなどのルール作りを行い、先生や支援員などの大人が常に見守りに当たって安全確保に努めております。
学校敷地に隣接した相撲場のある広場も支援員が見守ることで、安全に昼休み時間は誰でも自由に使えることとしております。
雀館公園エリアは校外学習や野外観察などのフィールドとしても活用しておりますが、休み時間の利用については休み時間が短いことや、事故や怪我などの危険が伴うことから安全確保できできないなど課題が多いと認識しております。

(2)上記事項は子どもの空間に対する大人の寛容性の変化が影響していると考える。教育留学などで町外から来る子どもに対する大人や子どもの寛容性は増しているように思うが、その町に暮らす子どもの遊び空間や生活空間を今後どのようにしていくべきか。町の考えは。


公の施設内においては、事故防止の観点から遊び・生活空間にある程度制約を持って対応せざるを得ないことに一定の理解理解をいただきますが、子供の遊び空間や遊びにとって大切なのは、「大人にとっても安全で居心地の良いスペースである」との認識からこのような環境を整備することで積極的な外出を促すことができ、その場所を利用する周辺住民にとってもコミュニティ形成の場となりうるものと考え、公の施設周辺の整備を計画的に行うことで、子供も利用しやすい魅力ある空間作りに努めてまいります。



(3)町外から訪れた保護者や町内の保護者から、「はちパル」や「みなくる」のように、地域の子どもも、地域外の子どももいつでも自由に遊べるような場所は五城目町にはないのかと聞かれる。改めて、町はこの部分をどのように考えているか。


現在、本町には22ヶ所の公園・遊園地が点在しておりますが、設置されている遊具のほとんどが修繕を要する状況となっており、利用に危険が伴うことから、使用を控えていただいている状況にあります。
このような状況から近隣の町町における保有施設との比較において御指摘をいただいているものと思います。

こうしたことから公園・遊園地の集約を検討する必要性があり、既存施設の利用形態を再考し、自由に利用させることができる施設を選定して周辺にある公園整備を行うことにより、現状改善を協議してまいります。

この集約により、他の子どもと遊ぶ機会が増え、様々な遊びを通して得られる想像力やひらめき、自分を表現することや他人を受け入れることが育まれることが期待でき、人間形成の重要な位置づけになるという認識に基づき、子供の遊び場や家族で利用できる環境整備を図ってまいります。


4 除排雪について
(1)前回の一般質問でも確認したが、正確な数字の答弁がなかったので再度質問する。過去3年間のそれぞれの年度において、完成の基準に達しておらず「除雪のやりなおし」を指示した件数は何件か。また、そのやりなおしの率は何%か。
その3カ年のデータから、除雪の完成度や除雪業者の除雪ノウハウなどはどのように変化していると読み取れるか。町が今後どのように指導していくのかも含めて具体的に答弁を。


初めに、過去3年間の除雪のやり直しについてでございますが、
令和2年度における除雪に関する苦情件数202件のうち、やり直しに関わる件数は5件で、割合の率は2.48%であります。
同様に、令和3年度120件に対し7件の5.83%、
令和4年度が107件に対して3件で、2.80%となっております。
除雪の完成度は時々の雪質や気象条件により左右されることから、一概には判断できないと考えます。
また除雪業者のノウハウにつきましては、オペレーターの個々の経験や技術によるところが大きいと認識しております。 町としましては、オペレーターが担当する路線に変更などがないよう、契約業者へ指導協力をお願いしてまいります。

(2)前回、除雪時において出動条件は定めているが「その(除雪の)完成の基準というものは特に定めておりません」という答弁があった。道幅や降雪状況でも完成条件は随時変わっていくことは分かるが、各業者の除雪クオリティを標準化し、明確にするためにも、現在行われているGPSによる前後運行やエンジン音の確認だけでなく、町職員によるドラレコ撮影動画の除雪完成度の抜き打ちチェックなどを行うことはできないか。町民の優先度・重要度が高い除雪に関して、上記を踏まえて改めて「除雪の完成基準」を町で定めるべきだと考えるが、町の考えは。


町の除雪作業において明確な完成基準といったものは設けておりませんが、委託契約書内の冬季交通除雪作業打ち合わせ事項では、「初期除雪の完全実施」、「圧雪とわだちを生じさせないこと」、 「堆雪や段差に関すること」、 「家々の間口および車庫前の雪の塊の除去など」について内容が明記されておりますので、契約に基づき作業実施していただいております。
ご提案のドライブレコーダーの導入につきましては契約している重機40台全車に設置する経費として約200万円が試算されておりますので、導入に関しましては、除雪会議内などで議論し、費用負担などについても協議したいと思いますのでご理解願います。

(3)今年度は雪が少ない。昨年度と今年度の降り始めから2月15日までの降雪量を比較した場合どれぐらい違うのか。また、同時期に対して除雪量や出動回数を比較した場合、降雪量の比率に対して、今年度および昨年度使用した除雪予算がどれぐらい違うのかを提示してもらいたい。例えば、今年度の降雪量が昨年の30%だとした場合、除雪執行額は昨年度の30%~40%程度になるべきであると考えるが、実際のところはどうなるのか。その執行額のロジックも含めて町民に分かる形で答弁を。


昨年度の2月15日時点での大雪累積積雪量は378 cmに対し、
今年2月15日時点では324.5 cmでマイナス53.5 cm、14.1%の減であります。


また令和5年度2月時点での除雪出動回数は58回に対して今期、今年度、同時期は36回でマイナス22回37.9%の減となっております。 同時期における委託料は8182万2000円に対し、今年度時期の委託料は5834万5000円でマイナス2347万7000円の28.7%減であります。
ただし委託料につきましては一番工藤議員のご質問で答弁した通り、毎年1時間当たりの作業時間単価が変動することから、委託料の支出額だけで、除雪作業量の比較判断はできないことをご理解願います。


(4)除雪ローダーに対するドライブレコーダーの検討の件はどうなったか。進捗を教えてもらいたい。


お答えいたします。 さきのご質問で答弁させていただきましたはドライブレコーダーの導入経費につきましては、約200万円の費用が必要であります。 導入することによる費用対効果の有無や設置に関する費用負担などについて業者の意見聴取を行うための除雪会議などを開催し、協議したいと思いますのでご理解願います。

5 五城目高校の高校魅力化について

(1)2021年3月議会でも同じ質問を行った。2024年2月時点で、五城目高校生徒数は108名 男子68名 女子40名となっており、3年前の質問時は231名いたことから考えると3年で約半分になっている。答弁の中で、「五城目高校の特色ある教育活動の充実と学校・家庭・地域が連携を強化し、地域に根ざした教育活動が展開できるように支援していく」とあるが、今年度の総志願倍率0.28、志願者数22名を考慮すると、3年後には生徒数が60名前後になる可能性もある。
そうなると「第7次秋田県高等学校総合整備計画」が指摘する地域校化、募集停止の検討も視野に入ってくる。
この危機的状況に対し、当町としても五城目高等学校教育振興会事業に対する補助金以外にも地域おこし協力隊を活用した高校魅力化や他府県からの生徒受け入れなど、先進的な取り組みを行う必要があると考える。町の考えは。



五城目高等学校ではふるさとCMの制作やJICA海外協力隊グローバルプログラムに参加するなど、町と連携しキャリア教育を充実させるなど特色ある時活動を実践しております。
また町としても、五城目高等学校教育振興会補助金などにより、教育環境の整備や、部活動の活性化、特色ある学校作りに助成しております。
昨年末に2050年の秋田県人口が56万人、減少率は全国最大の41.6%との推計が、国立社会保障・人口問題研究所より発表されました。
人口減少、少子化が顕著に進む厳しい環境下ではありますが、今後とも県立高校としての役割を担い、校訓である「真実」「克己」「規律」に基づく校風を生かした特色ある学校づくりが継続していけるよう町として学校と連携しながらできる支援に取り組んでまいりたいと考えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?