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メディア王とNHK(TBC26)

どんなスポーツイベントにも独占的に放送あるいは配信元となる権利「放映権」というものがあります。オリンピックの放映権などはいろんな意味で有名ですね。アメリカのネットワークが財力にものを言わせて選手たちが過酷な時間帯に競技をしなければいけないようになって物議をかもしていたりします。
アメリカの男子ゴルフの最高峰と言えば、マスターズ、全米オープン、全米プロ、全米女子オープンでしょう。これらはずっと同じところが日本国内の放映権をもっていて、マスターズはTBS、USオープン、USプロ、US女子はNHKでした。ちなみに全英オープンはテレ朝。
1997年、オーストラリア出身で世界のメディア王と呼ばれたルパート・マードック氏が日本のメディアに目を付け、テレビ朝日の株式を沢山買い集めました。

Wikipediaより

幸い(というか不幸にもか?)日本の国内法で、日本のメディアは海外からの支配を受けてはいけないというのがって、支配はされませんでしたが、彼はアメリカのメディアの支配を広げていて全米オープン、全米プロ、全米シニア、全米女子オープンの放映権を獲得し、日本での放映権を支配下(厳密にはそうではないが)のテレビ朝日に与えたのです。
慌てたのはNHKでした。
アメリカからの衛星回線(当時はそれが唯一の伝送手段)も電話回線もワイヤレスマイクも現地スタッフも日本から行くはずだったスタッフが泊まる宿も全部押さえてあったのにパーです。
ゴネたかどうかは知りませんが、私たちは初めてのアメリカの地で全部用意されたロジを使って中継いたしました。(笑)
ところで、わたしが泊まったホテルの部屋にはリビングとキッチンとワインセーラーが付いてました。

ここまでじゃなかったですが遠からず。下っ端スタッフの宿じゃない。


てっきり解説者のゲストさん用の部屋と取り違えられたと思って、担当ディレクターに電話したら「みんな同じみたいだよ」
「え、NHKめ俺の受信料で贅沢三昧しやがって・・・」だから嫌いなんですやつらのやり方が・・・

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