金融緊急措置令(1946年2月)

極度の物不足に加えて、敗戦処理などで通貨が増発されたため、猛烈なインフレーションが発生した。1946(昭和21)年2月、幣原内閣は預金を封鎖して旧円の流通を禁止し、新円の引き出しを制限することによって貨幣流通量を減らそうとした(金融緊急措置令)が、効果は一時的であった。
詳説日本史 山川出版社 2003   p354

通貨が増発された理由

敗戦直後に、政府が軍にかわって多額の軍需補償を企業に支払ったこと、戦時に預金を強制された国民が一斉に預金を引き出して物に替えようとしたことなどによる。
脚注❸


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