試査の範囲

<いかなる監査証拠をどの程度入手するか?>

監査手続における試査の範囲は、内部統制の運用状況の評価結果に影響を受ける。

運用状況が良好→統制リスクが低くなる。→重要な虚偽表示リスクが低下する。→監査リスクを一定とした場合、発見リスクの水準を高めに設定できる。→試査の範囲を狭めることが可能になる。

運用状況が想定ほど良好ではなかった。→統制リスクが高くなる。→重要な虚偽表示リスクが高くなる。→監査リスクを一定とした場合、発見リスクの水準を低めに設定する必要がある。→試査の範囲の拡大を迫られる。時として精査によらざるをえなくなる。

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