確認

紙媒体、電子媒体又はその他の媒体により、監査人が確認の相手先である第三者(確認回答者)から文書による回答を直接入手する監査手続をいう。 

監査人は、監査リスク及び監査上の重要性並びに企業内外の経営環境のみならず、回答の入手可能性も考慮した上で、確認を実施する項目及び範囲を決定する。

確認項目に関する金額を記入しないブランク確認状は、回答率は低下する場合が多いが、網羅性の監査に関しては有効である。

・確認は質問の一種である。

・「勘定残高とその明細に関連する情報」又は「現在の契約条件等」について問い合わせる。 

「資産の実在性」や「負債の網羅性」といった監査要点に対し、強い監査証拠を入手できる。多くの場合、「期間配分の適切性」についての監査証拠も入手できる。/しかし、「評価の妥当性」については通常、監査証拠は入手できない。

受取手形や売掛金であれば、特定日現在の残高の実在性に関する証明力の強い監査証拠を入手でき、多くの場合、期間配分の適切性に関する監査証拠も入手できる。
しかし、支払能力に関する詳細な情報を得ることができないため、通常、評価の妥当性に適合した監査証拠は入手できない。



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