強調事項の例

財務諸表における記載を前提に強調することが適当と判断した事項

・正当な理由による会計方針の変更

・重要な偶発事象

・重要な後発事象

・監査した財務諸表を含む開示書類における当該財務諸表の表示とその他の記載内容との重要な相違
→財務諸表と共に開示される情報において、財務諸表の表示やその根拠となっている数値等と重要な相違があるときは、監査人が適正と判断した財務諸表に誤りがあるのではないかとの誤解を招く虞がある。こうした誤解を招かないようにするため、当該重要な相違を監査報告書上、追記する。

・継続企業の前提に重要な不確実性が存在し、財務諸表に適切な注記がなされている(追記は強制)
→企業の事業継続性という財務諸表作成の前提に関連し、財務諸表利用者にとって重要な意思決定情報と考えられる。
財務諸表利用者の判断を誤らせないようにするためには、当該情報が財務諸表に注記されているだけでなく、監査報告書に重ねて記載することで強調する必要がある。注記が適正である場合、必ず追記情報として記載する。

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