ケトン体回路って何?脂肪をどんどん消費するシステム!ダイエット成功の秘訣

明日から久しぶりに、「ゆるゆるファスティング」をやります!
わくわく。楽しみ。一切つらくないファスティングの秘訣は、

「一切つらくない範囲内で、ゆるーくやる」こと。
一番は、「空腹を楽しむ!」ことが
できるようになるための、準備ですね♪

この記事では、ご質問をいただきました
「ケトン体回路」について解説します!

そもそもエネルギー回路には2種類ある

突然ですがあなたは、「ケトン体」って聞いたことありますか?

私たちの体が動いてくれている元となる「エネルギー」が生まれる回路は、下記の2種類があるんですね。

糖質回路:糖質(炭水化物や甘いもの)をエネルギー源にして働く代謝回路
ケトン体回路:脂肪をエネルギー源にして動く代謝回路

私たちの体は、このどちらかを使うようにできています。

ケトン体回路とは?糖質回路との違い

「糖質回路(解糖系)」の場合、
①体の中に糖質が入る
②分解されて「ブドウ糖」などに変わる
③これがエネルギーとして使われる
④使い切れずに血糖値が上がると、インスリンが分泌
⑤糖質は筋肉や肝臓にストックされたり、脂肪として溜め込まれる
と言った流れで進みます。
毎日、毎食、時には間食でも、欠かさず糖質をとり続けていると、あなたの体の中にはいつも、糖質が蓄えられている状態となります。その場合は、上記の流れで糖質をエネルギーとして使い続けます。

私たちの体には、「グリコーゲン」と呼ばれる貯蔵システムがあり、筋肉や肝臓で、糖を貯めたり使ったりすることができます。糖が多過ぎると、あまりがインスリンの働きにより、中性脂肪として蓄えられてしまいます。

一方で、「ケトン体回路」の場合、

①脂肪細胞の中で中性脂肪が脂肪酸とグリセロールに分解
②血液に乗って全身を巡る
③脂肪酸はそのままでもエネルギーになるため、肝臓へ向かう途中に筋肉などで使われる(約70%)
④残りの脂肪酸が、肝臓に辿り着いて肝臓のエネルギーになる
⑤余ったエネルギーを他で使うため「ケトン体」を作る
※グリセロールは、肝臓での糖新生によって糖質に変わる
と言った流れで進みます。

ケトン体回路とは、体脂肪を分解してエネルギーを生み出すため、脂肪燃焼し痩せたい方にとっては特に、素晴らしい回路と言えますよね。

そして、この「ケトン体」が生まれるための条件が「体の中に糖質がない」ことです。

糖が入って来なくなってから、数時間は貯めていたグリコーゲンを使うことができます。

それも空っぽになると、「糖新生」と呼ばれるシステムが働き、自力で糖エネルギーを生み出します。この時の材料は、
・脂肪から分解されるグリセロール
・筋肉を構成しているアミノ酸

などですが、こうして作られる糖の量だけでは足りません。

そこで、体内の中性脂肪を分解しエネルギーを作り出す「ケトン体回路」が動き出す、というわけです。

つまり、
1.まずはエネルギー源としての糖質が優先
2.「糖新生」が働き糖を生み出す
3.それでも足りなければ、「中性脂肪」がエネルギーとして使われる

この、中性脂肪が材料となり作られるのが「ケトン体」です。

ケトン体回路が動き、作られたケトン体はエネルギーとして、あらゆる細胞使われはじめます。特に、心臓や腎臓、脳の神経細胞がどんどんケトン体を消費すると言われています。

ケトン体回路に切り替える方法

糖質をたくさんとるのが当たり前の生活の場合、ケトン体回路は一切働きません。エネルギー源として、脂肪ではなく糖質が優先されている状態。

糖質>脂質>たんぱく質

の順番が、エネルギー源としての優先順位です。

だからこそ、「糖質の供給をゼロにするファスティング」が活躍します!

※ちなみに、いくら野菜や果物からビタミンやミネラルを摂ったとしても、エネルギーを作るサポートはしてくれますが、エネルギー源にはなりません。

糖質を摂らず、ずっと足りない状態をキープすると、エネルギーとして糖質の代わりとなるケトン体を生み出し続ける必要が出てきます。つまり、脂肪細胞中の中性脂肪が、どんどん分解されることになるのです!

そして、ケトン体回路を動かすためにも重要なのが「タンパク質」です。

体がエネルギー不足にならないためにも、タンパク質が重要なんですね。

僕たちがお伝えしている「ゆるゆるファスティング」の場合で言うと、
「無調整豆乳」や「痩せる出汁」、また「リセットジュース(豆乳200ml&バナナ1本をミキサー)」などもおすすめです。

ゆるゆるファスティングを1日〜数日など、好きなだけやった後に、しばらく意識して糖質を減らしつつ、お魚や卵、豆類(納豆やお豆腐など)をたくさんとることも、おすすめの方法の一つです。

また、1週間単位で、「固形物を食べない」プチファスティングを1日前後「つらくない状態で毎週実行」できるようになってきたら、合わせてその後数日、「糖質を絶ってタンパク質&野菜や海藻、キノコ類をたくさん取る」というサイクルを繰り返すことでも、効率的に脂肪を燃焼できます。

と言うわけで、参考になったでしょうか。

詳しくは、直接ご質問もOKです♪

ゆるーく、
「空腹」を、
「食べない」を、
「ファスティング」を、
楽しみましょう♪




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