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画像生成AIってなに?

絵が描けるAIで誰でもすぐにプロ並みの絵が描けるんでしよ!!でもなんか仕事とかで本当に使っていいの?(←妻)

結論から言うと
基本的にStable Diffusionは商用利用できる!ただし、、、

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自分は画像生成AI推進派ですが、現状の画像生成AIには問題があるので改善が必要。

法律関係疎いので、興味を持った方は詳しく自分でしらべてください。

生成AI自体ものすごい速さで変化していくので数か月後には全く状況が変わっている可能性は十分あります。

SD(stable diffusionの略)
(2023,8.15)

メリットとデメリット

SDのメリット(ローカル環境の場合←パソコンの中にインストールしているのでネットがつながってなくても動く状態)

作れる絵の数は無制限、無料(電気代はかかる)、新モデルなども頻繁に追加、ポーズ、表情なども細かく変更可能、やろうと思えばどこまでもこだわれる(マージモデル、自作loraなど)

もちろん人物以外にロゴ、ゲーム用に使うアイテムのデザインや、テクスチャの制作、QRコードとの画像合成などアイデアしだいで画像に関するものは何でもござれな万能ツール(じつは映像も出来る)

まとめ:現状も進化を続けている最強無敵の画像生成ツール!!!

どこからでもかかって来なさい!!

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SDのデメリット

モデル、学習素材の問題(特にアニメ。イラスト系の著作権違反が問題)、求められるパソコンのスペックが高い、使いこなすまでコツがいる、18禁画像や児童ポルノも生成可能

まれに学習した素材(同一人物)そのものが生成されることがあるらしい。(例:ネットにある実在の一般人の方の写真も学習しているようなので)

実際触ってみると、ある程度描けるプロの人にはかなわない点(求められている絵のスタイルが描けなかったり、細かな修正が利きずらいなど)も多々あることが分かってくる。
(技術や知識で根性でカバーできるところもあるので絶対にできないわけではない、場合によっては対応出来るかもしれない)

まとめ;えっ?、なんか訴えられそう!?

大丈夫なの???

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現状、同じ画像生成AIのダリ2やミッドジャニーも(AdobeのFireFlyをのぞき)学習に使われているモデルが著作権違反をしている疑いが強く、コンプラ的にクライアントワークで使うことが難しい(特に大企業)
また極少数のリテラシーの低い利用者により、児童ポルノ生成や他人のイラストを盗用し販売、改変するなどの行為が行われているのでイラストを描いている方がSNSなどでイラストを公開することが難しくなっている
(AI生成したイラストも盗用され販売されたりしてるので、AI生成が悪いというより犯罪をする人が悪いのだけれど。)結果として日本のイラスト業界全体の縮小につながりかねない

以上、めっちゃネガティブ情報を書き連ねましたが。こういった負の面があることは知っておかなければなりません。
それでも現状商用利用は可能なんです↓。ここに書こうと思ってたことほとんど書いてありました(笑)

なので、しっかりと規約を守れば商用利用できるんですが抜本的なところがよろしくないので。

★法整備とイラストレーターさんを守る仕組みを早急に作る必要がある。
★著作権フリーのモデルで学習した画像生成プラットフォーム
(現状アドビのFireFly1択だかクオリティーや生成の自由度が低い、まだβ晩であり商用利用は許可されていない。)

この記事を書いている間も、こんなサービスが爆誕してました。

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数万枚生成してきた自分から見たSDの感想。


//////// あくまで道具であり、使う人次第である。////////

他の道具(ツール)と同じで、どれだけの熱量で取り組み使い倒すかである、やればやるほど、限界と可能性の両方が見えてきます。

それよりも生成した物をどう使うかが重要であり、よりアイデアなどに時間を振り分けられることが出来るようになったことに着目すべきだと思っています。

↓奥さんが仕事の話で「画面にハローワールドも出ないんだよー」みたいな話から、ハローワールド=日常というテーマで作りました。初MV!

↑を作ってて思ったんですが、これは本当にAI画像生成でしかできない芸当でした、欲しい画像が出るまで何度でも再考できるので、設定や時間の流れなどに集中できました。

画像生成→シーンに当てはめる→考察→考察をもとに画像生成
のループがめっちゃ早い。
(6時間程度で完成)


ただ作るものにもよりますが、作品としてそのまま出すことは現状はまだ難しい問題だと思っていて。自分はサインまたはクレジットをしないことで作品と生成物とを分けているつもりです。↑のMVも自分の作品とは捉えていません。作例?
(あくまで自分の考え方であり他人に強要するつもりはありません。)

仕事で使う場合

イラストなどの場合、直接は使えないけど間接的にならクリエイティブに生かせる(これは個人の倫理観による、自分はありだと思っています)、資料集めや構図、イメージボード、ラフ案など
初めの案出しの時に大量かつ様々なバリエーションを共有することでクライアントとのイメージのずれを抑えたり、あたらしいアイデアも発見できる可能性が大いにある!

実際に思い浮かぶ例として、
チャットGPTを使って作りたいキャラクターの設定を考えて、SDを使って何個か案だし、細かいディテールをクライアントと調整して最終イメージを決定
その後にイメージ図からblenderなどを使ってモデリング、アバター制作など(あとからの修正が厳しいものほど事前に固めておくことで、双方にとって問題が起きずらくなる)

キャラクターではない、または明らかにAIが作ったよくある顔と分かる場合や自然物、小物など特定の作家性が出ていないものに関しては
それ自体は直接生成した物を納品(加工して3Dモデル化など)しても問題ではない気がしている。

例えばQRコードを画像生成した物など↓

個人的な感想です。


これ↑QRコードなんです(笑)


個人で使う場合

用法容量を守って上手にお使いください。

最後に

今回、いろいろ調べていくうちに画像生成AIの負の部分に触れる機会があり、ここもちゃんと共有したほうが良いと思いnote記事にしてみました。
最初にも書きましたが、気になった方はぜひ自分でも調べてください、情報が古くなっていることもあるのでこれを読んでいるときにはもう違う状態に変化しているかも知れません

自分はこの数か月間,SDを使って色々なものを生成して、それによってつながれた人や関係性など数多くのものをいただきました。
また使っている方々も節度をもって自分なりの考えのもと生成AIを楽しんでいます。

本当にみんないい人たちで、とても良いコミュニティーがたくさん生まれています。

生成AIはあくまでもツールです。

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