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母子手帳いつ渡す?問題

母子手帳。母子健康手帳。妊娠を届けると市町村から発行され、母体の記録、子どもの成長の記録等に使う。昨今は「親子手帳」となったり「父子手帳」が生まれたり、ダウンロードできたり内容が見直されたりしていると聞くが、今は置く。

突然別居の子から聞かれた。
「私って麻疹(はしか)の予防接種2回やってます?」
すぐに「やってるね」とこたえられたのは、手近に母子手帳があったからだ。
手帳のページを確認してホッとしたあと、ふと、思った。
「もうコレは渡してしまってもいいんだよなあ」
我が母と私の「母子手帳」も私の手元にある。
いつ渡されたのかの記憶は曖昧だが、大学進学を機に実家を離れた時、でなければ結婚を機に親から独立した時のどちらかだったろう。

出生前後のこと、乳幼児期の成長ぶりなど、様々な愛着ある記録に富む母子手帳であるが、子が大人になったのちも時に必要となる情報に「私、○○に罹ったことある?」「私、○○の接種した?」というものがある。
母子手帳はずばりその回答をくれるスグレモノだ。

その母子手帳、世の皆さんはどうしているのかと検索すると「成人を期に」「独立を期に」受け渡しがあったというこたえが目立つが、「ずっと親が持っている」というものもある。

たまたまその日、同じシフトで働いていた40代の同僚2人に尋ねると、実家に同居の未婚女性も、実家を離れ夫婦で暮らす女性も、母子手帳は母親が持っていて、知りたいことがあればその都度尋ねるという。
そうかあ…と頷きつつも、いつまでも元気でいられないだろう我が身を考えれば、折を見て渡したいと思う。
けれど、性格の違う我が子たち、1人は渡したが最後、紛失の可能性大だな、なんて苦笑いしたり。

とりあえずは「母子手帳の置き場所」をしっかり伝えておくところからはじめるか。


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