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●情報公開文書で明らかになった沖縄・勝連分屯地などの、地対艦ミサイル部隊の配備の状況

陸自・勝連分屯地には、第7ミサイル連隊+ミサイル1個中隊170人が配備。この部隊は23/3、すでに第5ミサイル連隊(熊本)で、第304ミサイル中隊として新編されている!

●第7地対艦ミサイル連隊に次ぐ、「第6ミサイル連隊」の編成が決定され、その傘下のミサイル中隊が新編されつつある!(22/12の「防衛力整備計画」で策定。なお、第6ミサイル連隊は、宇都宮で2000年に編成され、2011年に廃止)

今後新編される、「第6ミサイル連隊」のミサイル中隊が、すでに23/3の同時期に、第3ミサイル連隊(富良野)第305ミサイル中隊、第1ミサイル連隊(北千歳)第306ミサイル中隊として新編されたが、この300番のナンバーからして、与那国島など、琉球列島に配備される可能性がある(「配備地未定・1個地対艦ミサイル連隊」「7個地対艦ミサイル連隊」として明記)

与那国島における地対空ミサイル部隊の配備が決定されたが、その基地が予定されている18万㎡(現与那国駐屯地、宮古島駐屯地と同規模)の巨大さは、地対空ミサイル部隊だけでなく、地対艦ミサイル部隊の配備も予想される! 

すでに駐留している与那国駐屯地(26万㎡)に、なぜ、このような、新たな「巨大基地」が必要なのか? 宮古島でも、石垣島でも、警備部隊と同居する形で地対艦・地対空ミサイル部隊が配備されている

●結論 今こそ、この本格的対中戦争態勢ー琉球列島の本格的ミサイル攻撃基地化に対し、沖縄と連帯した巨大な反戦のうねりを! 

安保関連3文書で策定された第2段階の、本格的ミサイル配備態勢は、第6地対艦ミサイル連隊の新編、地対艦ミサイルの長射程・ミサイル弾の膨大な備蓄、そして、(極)超高速滑空弾、極超高速ミサイル、トマホークの開発配備と併せ、琉球列島を本格的な対中戦争のミサイル攻撃拠点にしようとしている。

――このおそるべき対中戦争の実戦・実動態勢づくりに対し、沖縄はもとより全国的に一大反戦運動を創らねばならない。

琉球列島のミサイル基地化を水路とした、この対中戦争態勢に、軍拡反対一般、改憲反対一般の運動は無力であり、沖縄のたたかいと連帯した反戦運動が求められている。

*情報公開文書の説明

①「勝連分屯地への地対艦誘導弾部隊の配置について」(6頁)

②「南西地域における防衛体制の強化:沖縄本島・宮古島・石垣島・与那国島」(5頁、一部略)
③「概ね10年後における各自衛隊の主要な編成定数、装備等の具体的規模」(3頁、略)

①「勝連分屯地への地対艦誘導弾部隊の配置について」(6頁)

②「南西地域における防衛体制の強化:沖縄本島・宮古島・石垣島・与那国島」(5頁、一部略)

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メディアが報じない、自衛隊の実態を徹底的にバクロ

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私は現地取材を重視し、この間、与那国島から石垣島・宮古島・沖縄島・奄美大島・種子島ー南西諸島の島々を駆け巡っています。この現地取材にぜひご協力をお願いします!