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馬毛島要塞化計画――住民を騙して造られつつある、航空要塞+海上要塞化計画(不沈空母)に抗議しよう!

●馬毛島要塞化計画――住民を騙して造られつつある、航空要塞+海上要塞化計画(不沈空母)に抗議しよう!
――一旦、造られる基地は、徹底して増殖していく!

 まず、2020年8月7日、防衛副大臣の馬毛島来島時の説明資料をみよう。
ここには「自衛隊の馬毛島基地における港湾施設の整備について」として、簡単な「係留施設」の図が示されているだけだ。
https://www.mod.go.jp/.../chouwa/mage/pdf/siryou-5.pdf

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 ところが、2021年8月6日、「港湾施設の整備について」(わずか2頁)では、「馬毛島への人員、燃料、資機材等の海上輸送、艦艇の停泊及び補給等を目的とした係留施設等を設置」として、島の東側に「長さ500~700㍍の架設桟橋」を造るほか、「沖合1㎞超の防波堤・消波堤防」などを造るとしている。
https://www.mod.go.jp/.../chouwa/mage/pdf/siryou-9.pdf

馬毛島施設整備案-1

 まさに、この巨大な「軍港施設」は、当初の住民説明会にはなく、住民を完全に騙して設置する軍港ー要塞化計画である。20/8などの航空要塞計画(図)に加え、巨大な軍港が造られようとしているのだ!

防衛省説明資料siryou-5-6

――この巨大軍港は、空自F-35B艦載機、米空母艦載機のFCLP(空母離着陸訓練)の訓練施設としても決定していることから、「いずも」型空母や米空母の基地としても使用される!

 防衛省・自衛隊は、初めから南西シフトによる、先島=「島嶼戦争」への、機動展開・兵站・訓練拠点として馬毛島の軍事化・要塞化を企んでいたが、ここに来て、見境もなく、住民を踏み潰しながら、一挙に基地の徹底強化・拡大に乗り出しつつある。

馬毛島1-9情報公開請求文書「薩南地域のー」

 まさしく、中国脅威ー南西シフト態勢作りといえば、なんでも許されるかのような世論をつくり(全国メディアの沈黙)、反対運動、平和運動の弱さを見据えて、急ピッチに「島嶼戦争」=海洋限定戦争態勢づくりに入ったのだ。「台湾有事」のキャンペーンとともに!

馬毛島1-11 【統幕】241227 自衛隊施設所要(統幕)

 種子島、宮古島・石垣島・沖縄島など、琉球弧の住民たちに基地・戦争を押しつける、この危機的状況を全力で打開しなければならない!

参考 南西シフト下の巨大要塞島として姿を現しつつある馬毛島ー種子島
https://note.com/makoto03/n/nf624454879f6


2020-8防衛副大臣反対

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メディアが報じない、自衛隊の実態を徹底的にバクロ

現在、日米軍隊による南西諸島全域へのミサイル基地建設造りが急ピッチで進んでいるが、これを報道するメディアがほとんどない。この全容を現地取材…

私は現地取材を重視し、この間、与那国島から石垣島・宮古島・沖縄島・奄美大島・種子島ー南西諸島の島々を駆け巡っています。この現地取材にぜひご協力をお願いします!